Yちゃんはアトリエに来て、「ピタッとコーン」で
製作を始めました。
トウモロコシを発砲させた素材で、水で簡単につきます。
まずはエルサ(アナと雪の女王)のドレス。
「うまくできない~~~ドレスにならない~」と第一声。
次に王子様に挑戦するも、「つくれない。」
そして、素材を粘土に変えて違うものに挑戦するも
「あ~~~ん!うまくできない!
やっぱりYちゃん(自分)には無理なんだよ~~!」と投げやりに。
Yちゃんはいつも、こういう状況というわけではないです。
では、なぜ作品つくりがうまくいかないのか?
みなさんは「やっぱり、自分には無理。」と
投げやりになるときはどんな時ですか?
普段、なにか周りの状況で思うように行かない事が続く時。
つらい状況が続くときなど、この言葉がでませんか?
そうYちゃんも生活の中で乗越えなければならないものを
いくつか抱えているようです。
(作品とその制作過程は心の叫びですからね)
その様子をみて
『なにか成功体験が必要だな~~~』と考えていました。
すると、チャンスは突然やってきました。
ペガサスを作り始めたのです。
「あ~ん、顔がうまく作れない。」というYちゃんに、
動物の図鑑を持って行き、馬のページを見せました。
Yちゃんは乗ってきました。
それをみながら、顔の形を整えて行きます。
しかし、
「あ~~~ん、ブタみたいになっちゃった!!」
と泣きそうです。
「よ~くみて、顔が長いね~」
するとYちゃんはまた集中します。
「今度は、鳥みたいになった~」
「鼻の所少し丸くない?」
するとYちゃんはまた集中して手直し。
ここでようやく納得がいき始めました。
『きたきたきた~~~』と見守ります。
角をつけると、ますますかっこよくなってきました!
こうなると、Yちゃんの集中がすごいです。
体をつくり、いよいよ脚。
「立たせたいんだけど・・・」
「棒を入れると立つよ」と
棒に粘土を巻き付け見本を見せます。
Yちゃんはそれをみて、4本の脚を自分で作り、
自分で体に差し込みました。
そして、顔も付けて、置いてみます。
しかし、どうしても頭が重く倒れてしまいます。
脚を広げる事だけは手伝いました。
バランスを取り立つようにした作品がこちらです。

Yちゃんも「できた!!!」と喜んでいました。
よく頑張りました。
この成功体験が自信を呼び戻します。
先ほどのエルサの服をアルミの入れ物にいれ、
わたをベースにして飾り始めました。

この写真はまだ途中でさらにこのあと、
周りにキラキラを飾り付けていました!
こうした小さな成功体験の積み重ねが自信を呼び戻し、
日々の生活においても、色々のり超えて行く手助けになってくれます。
Yちゃん、ほんといい顔してたよ!
最高だね!
次回も成功体験が必要だった、
もう1人の女の子のご紹介をしますね~~~~!