Kちゃんはアトリエにくると、
真っ先に粘土を手に取りました。
「めずらしいな・・・」
とみていると、
「これ、リボンない?」とリボン型抜きを探していました。
「残念だけどリボンはないな~。」
と答えると、Kちゃんはテーブルに向かい
三角をつなぎあわせて、リボンの制作にとりかかりました。
一度作ったものをこわして、もう一度作り直していました。
2度目のリボンの方が厚みがあり、
しっかりとした作りになっていました。
そして、そのリボンをのせる
四角く平たいベースを作り始めました。
ここで、Kちゃん。
このベースを作ってはこわしの繰り返し。
ず~と30分くらいやっていました。
アトリエを始めた頃の私は、このような場面に会うと、
せっかく作ったのにもったいないな~~~。と思い
「作ったのは置いて、新しい粘土つかっていいよ」
なんて声がけしたこともありました。
でも、作っては、こわす。繰り返し。
意味があると思うんです。
動作のとおり、心の再構築をやっているのでは?
と思えるようになり、見守ることができるようになりました。
Kちゃんも、納得がいくまで繰り返していました。
やがて、自分で気が済むと
両面に奇麗に飾りもつけて、仕上げました。
その作品です。

最後にお気に入りの作品を手にもって写真を撮る時に
「こっちもとって!」と言って、
裏面も手に持ち写真を撮りました。
丹念に再構築して、仕上げた作品、
かなりお気に入りの様子♡
なんだかうれしいなぁ~~~~~♡