被災した子どもたちのための出張アトリエを開いてきました。
不安を抱えた子どもたちにとって、
自由に表現するという行為は心のケアにつながります。
今回の展覧ではその子どもたちの絵一つひとつが語る心の変化を、
アートセラピーの視点から解説されています。
お絵描きという無心の行為が、いかに子どもたちの生きる力を支えているか。
その心に触れていただければ幸いです。
会期: 2013年3月5日(火)~3月11日(月)
会期中無休 午前11:00~午後7:00 入場無料
会場: 伊藤忠青山アートスクエア http://www.itochu-artsquare.jp
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先日ひとつの冊子が手元に届きました。

東日本大震災
~子どもの絵が語る心の記憶~
大震災が起きて3日後、私が所属している
アート&セラピー色彩心理協会が、
「東日本支援クレヨんネット」という
ボランティア組織をたちあげました。
子どもを中心に絵を描くことを通して
心のケアをしていこうとたちあげたものです。
現場スタップは自らも被災した東北地方のメンバーの方々。
もちろんアートセラピーのやり方を学んだメンバーです。
当時、私たちはその連絡を受け、後方支援です。
使用していない画材があればできる限りの提供を呼びかけられました。
私は、思いつく4人のお友達に、その事情を話しました。
(私はコミュニケーションが苦手で、お友達が少ないのです。
こういう性格なので結構勇気がいりました。)
すると、みんな速攻行動を起こしてくれたのです!
周りのお友達への声かけ、
他の学校のお友達にも話てくれたひと。
保育園に張り紙まで出して声かけしてくれた人。
おかげさまで
「画材集めてるんだって?」
「クレヨんならたくさんあるよ!」
「絵の具使いかけでよければ。」
「色鉛筆、色のそろったのあるよ!」
とたくさんの声が届きました。
最終的には300を超える数があつまりました。
あのときの感動は忘れられません。
本当に感謝しています。
それをクレヨんネットから、
東北の方へと送られました。
ニューヨークでもクレヨんネットのための
チャリティーイベントが開催され、
多くの方の賛同をいただきました。
クレヨんネットの心のケアの活動は、
その場限りではなく、『継続すること』に力をいれました。
活動場所 86箇所
活動回数 延べ433回
参加人数 延べ7272名
2年を迎える今、やっとひとまずのくぎりで
この冊子がおくられてきました。
この冊子には人の心がたくさん詰まっています。
胸が熱くなります。
絵を描きながら自らの心を癒していく子どもたちの強い生命力を感じます。
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本日の最後まで読んでいただいて
ありがとうございました.
明日から3日間ブログをお休みします。
(昨日まちがえてこのコメントをいれてしまいました。)
次は月曜日に!!では、また!