楽器屋さん視点で見るけいおん!
2期2話『整頓!』でさわちゃんのギターを売りに行き、大金を手にした5人がハンバーガー屋で欲しいものの妄想をしています。

律っちゃんが思い浮かべるドラムペダルのメーカー名にご注目。

『OTAMA』!?

実際に存在するのは『TAMA』です。
。。が、今まで現実のメーカー名を堂々出してきたけいおん!に於いて、なぜ架空の名前を使うのでしょう?

けいおん!は泣く子も黙る超大手、YAMAHAとパイプがあるから。。と推測します。
律っちゃんが使っているドラムセットもYAMAHAですし。

TAMAはギター部門にIbanezを要する『星野楽器』のドラムブランド。
こちらもYAMAHAと並び世界に通用する日本のメーカーとして超有名ですね。
日本のドラムメーカーとしてはライバル同士といえます。

さて、これを踏まえた上で澪ちゃんの妄想をみてみましょう。


楽器屋さん視点で見るけいおん!
         
         HARTKE/A-100


楽器屋さん視点で見るけいおん!
        BOSS/GT-10B



ベースアンプとともに、マルチエフェクターを想像していますが、アンプにはしっかりと『Hartke』と書かれているのに、エフェクターの『BOSS』の文字は非常に不明瞭。。知らない人には読めません。

Hartkeの日本輸入代理店は『ZOOM』。
BOSSの母体である『Roland』とはライバル中のライバルです。


1期では、まだ有名でなかったアニメ化される前の原作の設定を引き継いでいるので、1期に登場した楽器や機材たちについては、制作者サイドから各楽器メーカーに『アニメで登場させてもよいか?』とお願いをしている様が想像できます。

しかし1期でけいおん!の人気が爆発し、自社の商品をアニメで登場させれば売れる!と確信したメーカーたちは、2期がスタートするにあたり、『アニメに登場させてくれ!』と、逆にお願いをしたのではないでしょうか。

。。そしてメーカー同士の対立や争いが起こり、平和だった楽器業界に大きな爪あとを...
なんてのは僕の妄想ですが

ほのぼのゆるやかに進むアニメの中に、楽器メーカーたちのしがらみや大人の事情が渦巻く。。
2期はそんな風に感じます。

まあ軽音部のみんなには関係ないんですけどね!
ゆるやか部活ライフを楽しんでもらいたいものです。

それと澪ちゃん、『マルチベースアンプシュミレーター』ではなく、
『マルチベースアンプシミュレーター』ですよ!