楽器屋さん視点で見るけいおん!
唯ちゃんが愛用しているギター。
GibsonのLesPaul Standardだと言われていますね。

実は正確には違います!
ひとつひとつ徹底解析していきましょう。

まず一番のつっこみ所は、ボディートップにトラ目が出ているということ。
LesPaul Standardにはトラ目がないので、では上位機種のLesPaul Standard Plus??

これも違います!

ペグを見てみるとクルーソンDXがついていますが、ヘッド表から見えるペグの取り付け方式はナットによるねじ込み式ではなく、ブッシュ式となっています。

LesPaul Standard Plusのペグはグローバー製、もしくはクルーソンDXであってもナットによるねじ込み式です。

ブッシュ式となるのはLesPaul Standardの後継機種として2002~2003年頃に発売された『'50s LesPaul Standard』と『'60s LesPaul Standard』のふたつ。

これらのモデルは最初からボディーにトラ目が出ているのでつじつまも合う。。

でもしかし!

ギー太のロッドカバーには『Standard』と書かれている!
'50s LesPaul Standardと'60s LesPaul Standardのロッドカバーには『'50s(もしくは'60s)Style』というシールが貼られているだけで何も書かれていないのです。

ただ、これにはひとつだけ例外があります。
LesPaul Standardから'50s('60s)LesPaul Standardへとモデルチェンジされる過渡期のみ、ロッドカバーには『Standard』と書かれていたのです!

'50sと'60sの違いはネックの厚みですが、これは実際にネックを握ってみないと判別できません汗

ですので、唯ちゃんのギー太の正式なモデル名は

『2002~2003年頃に製作された'50s('60s)LesPaul Standard』
ということになります!

2期オープニングの冒頭のギー太がアップになるシーンでは、ピックアップの取り付けねじのねじ山が、プラスではなくマイナスであることが確認できるので、'50s('60s)LesPaul Standardの特徴であるバーストバッカーProピックアップが搭載されていることがわかります。
LesPaul Standardならねじ山はプラスのはずですからね。

画像は'50s LesPaul Standardですが、年式がギー太とは違うので、ロッドカバーには『Standard』と書かれていません。
このモデル、ピックガードは最初はつけられておらず、付録としてケースに入っています。
なのでギー太のピックガードは後付けだということがわかります。


。。ということで初回から飛ばしてみました。
これからもManiacな内容でGo! Go!といきますよ~!