セーバー病(発症から2ヶ月経過)
阿佐ヶ谷 15歳 男性 バスケットボール部員
症状・お悩み
右足の踵(かかと)から足の裏あたりに体重をかけたり歩くだけで痛い。
ジャンプからの着地、走ることができない。
整形外科で湿布や電気療法、マッサージなど処置してもらったが、一時的によくなってもすぐに痛みが再発してしまう。
医師からはセーバー病と診断を受けた。
セーバー病とは
セーバー病とは、ランニングやジャンプ動作など繰り返し圧迫力がかかることによって、踵の骨への血行が一時的に障害されて生じる症状、別名踵骨骨端炎といいます。
ランニングやジャンプ動作などの際に、踵の軟骨がアキレス腱もしくは足裏の筋肉によって引っ張られ痛みを引き起こすのが原因とされています。
打撲などの外傷で発症することもあります。
一般的な対処法・治療法
- 温熱治療
- 電気治療
- 過度のストレッチやマッサージ
- 患部の筋力強化
- インソール
- テーピング
上記の方法で症状が完治しない、もしくは症状が再発しやすい場合は、その処置が間違っている、もしくは根本原因に対してアプローチしていない可能性があります。
当院は最短で1回、重度な場合でも3回以内でセーバー病を完治させることができます。
初期検査・問題点
右足をつま先立ちさせるとと、踵から足裏に痛みが出る。
足のゆびを反ったほうが痛みは強く出る傾向にある。
その他の症状
- 左足に比べて右足の土踏まずのアーチが低く扁平足である。
- 立っている際は右足の痛みをカバーするように左足への荷重量が多い。
- 左に重心が傾いている分、バランスを保つため頭は右側へ傾いている。
- 歩いてもらうと痛みをカバーするため、踵への荷重量が少ない。
施術結果
頭および股関節から足の指にかけて痛みに関係している3点の筋肉と靱帯を集中的に調整。
座っている時と立っている時の荷重のかけ方を練習。
その後、背骨、股関節から足の指周囲にかけて関節を調整。
歩いている時、足首を動かす時、足の指を反った時の踵から足裏の痛みはなくなりました。
首の傾きや背骨の柔軟性も向上したことで踵へもきちんと体重を乗せれるようになりました。
セルフケアの指導
痛みの再発を繰り返さないようセーバー病の治療ポイントである3点の筋肉にご自身でアプローチできるよう指導。
極力、踵から足裏への痛みの再発をを取り除くため、4つの体操を教えておきました。
院長コメント
2回目のアプローチになりますが、痛みの再発はなくスポーツにも復帰されているようです。
踵に荷重できない時期が長くなると踵以外の部位への不調が必ず出ます。
当然スポーツ時のパフォーマンスも低下します。
大事なのは痛みむ場所だけに着目するのではなく、全身の身体の使い方を変える必要があるということです。
「身体」とはそういうものです。
中根まさとメディカル整体院(NMB)
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