Buffalo製ルータWSR-5400AX6BをPPPoE接続でインターネットに接続する方法を書いておきます。
ケース
- プロバイダから提供されるサービスがPPPoE接続
- NTTからレンタルされるゲートウェイ機器(PR-600KI)をルータとして使わず単なるONU(光回線モデム)として使う(※)
- ルータ機(WSR-5400AX6B)を自分で用意し接続・設定する
(※)PR-600KIの場合、既定がブリッジモードであり(PPPランプが消灯となる設定)なので、そのまま使えば良い。
必要な書類
- プロバイダから送付された「ID・パスワード」が記載された紙
- ルータの「セットアップカード」
配線
- ONUのLANポートとルータのWANポートをLANケーブルで結ぶ。
- ルータのLANポートとをLANケーブルで結ぶ。
- ONU、ルータ、パソコンの電源を順に入れる。間隔は2分半。
ルータの初期設定
- ルータの上(AUTO/MANUAL)スイッチを下側(MANUAL)にして電源オン。
- ルータにログインし2箇所設定する。
詳細設定/Internet/Internet画面の「IPアドレス取得方法」で「PPPoEクライアント機能を使用する」を選択する。
詳細設定/Internet/PPPoE画面にて「デフォルトの接続先」を作成する。 - 正常であれば、2分半ほど後にホーム画面の地球マークが青くなる。
詳細設定/ステータス/システム画面にて、「接続状態」が「通信中」であることを確認する。 - パソコンから動的なサイト(内容が変化したり、リンクをたどるサイト)が正常に出ることを確認する。
インターネットに接続できない場合
PPPoE接続先の「接続ユーザ名」と「パスワード」は間違えやすい。
ルータの手入力で設定した場合、間違いがその時点では分からず、待っても繋がらない状態になる。
接続ウィザードを利用れば、設定値が違う場合は直ぐにエラーになるので、分かり易い。
- ルータにログインし、ホーム画面上部の赤い×がついた地球マークをクリックする。
ウィザード画面が出て「回線判別中」状態になる。画面が数回ちらつくのは正常。 - 数分後に「PPPoEで接続する」旨のリンクが出るので、それをクリックする。
- 接続先ダイアログが出るので、「接続ユーザ名」と「パスワード」を入力する。
- 数分後に「成功」の旨のメッセージが出る。
- 接続に成功したらすかさずルータの画面ですべきことがある。
詳細設定/Internet/Internet画面の「IPアドレス取得方法」が
「インターネット@スタートを行う 」となっているので
「PPPoEクライアント機能を使用する」に変更する。 - パソコンから動的なサイト(内容が変化したり、リンクをたどるサイト)が正常に出ることを確認する。
インターネット接続後の処理
インターネット接続後には
- 幾つかの端末のローカルIPアドレスの固定
- 必要なポート変換の設定
- Wi-Fiに関する各種設定
をすることになるが、その際にはこまめに設定を保存しておく。
設定保存しておけば、ミスをした場合に直前の状態に戻せる。
- 詳細設定/管理/設定管理/再起動画面の「管理」で
「設定ファイルを保存する」を選択し「設定操作実行」をクリックすると
パソコンのダウンロードフォルダに「as_setting.bin」が出力される。 - 「as_setting.bin」を「yyyymmdd_HHMM_設定事項_as_setting.bin」等にリネームしておく。