いつもブログを御覧いただきありがとうございます。津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
地震が続き、困っているひとがたくさんいると思います。
全ての災害に、とは出来ませんがわずかなら協力は出来ると思っています。
この募金は現金での募金も出来ますが、ポイントでの募金も出来ます。
けちくさいですが、わたしは期間限定ポイントなどの消費に困ったポイントなどを使ったりしています(´ー`)
リハーサルってなに?
昔のお話。
芸人さんの楽屋入り後のお仕事といえば、道具を用意しつつのアレです。
もうアレに夢中になってしまって、舞台に穴をあけたポカの話もあるぐらいです。
あまりにもアレに関する話がありすぎて、困るぐらいアレは重要なものだったそうです。
しかし、そんな話を聞いていると疑問も出てきます。
※今日はアレの話ではなく、疑問の話です。
冒頭にある、「リハーサル」なのですが、最近は呼び方が変わったようで、戸惑うことがあります。日本なのに、海外の呼称を真似するのはなぜなのでしょう?
不思議な日本人あるあるですね(´ー`)
で、津軽の芸人さん・・・というより、昔の芸人さんは現場入りすると道具を整理したら本当にアレにのめり込む人が多かったそうで、声を出したり伴奏人が手合わせしたり、なんてことはほとんど無かったそうです。
あったとしても渋々で、仕方なくやってる感満載で、実際の舞台では全く違ったことをするなんて事は日常茶飯事。
それでいて観客からは拍手喝采、雨あられだったそうです。
では、なぜリハーサル無しで上手く舞台を務められるのか?
合い三味線の理論でいけば、何度も一緒に舞台を経験しているうちに、お互いに信頼関係が生まれて、ピタッと合わせられることもあります。
それこそ不思議なほどのぴったり感に観客が驚嘆するくらいのコンビもいるくらいです。
しかし、それは常に一緒にいるから可能なのであって、普段会うことのない人たちでさえ同じく熟してしまうのはなぜなのでしょう?
それは合図に秘密があるのだと考えられます。
津軽三味線でいうところの切り撥(じゃんじゃん)や、1の糸の開放弦(どん)や掛け声がそれにあたります。
自己アピールをしながら演奏することによって、相手に伝えていると考えられます。
唄でいうところであれば、やはり音程や節回し。
切り返しする起点になるところの音程をしっかりと出すことで、三味線弾きが音程が上がる、下がるが分かり、節回しも同じくまだ伸ばす、もうやめるが分かるように合図を送っています。
それらの合図がきちんとお互いに受信されていれば、どんな演目でもリハーサルは不要であり、息を合わせることが出来ます。
必要だとしたら、体調による調弦の変化を伝えること、テンポの変化を伝えるくらいでしょうか。
合図を出せる、という事が芸人として舞台に上がるための最低条件であり、それを習得するために下積み時代は睨みつけ、穴があくかのように師を眺めたそうです。
緊張感のある舞台だからこそ出てくる閃きがあり、それをまぶしく輝かせることが出来た人間がスターと呼ばれます。
養成所などで勉強すれば、誰でもスターになれる世界では無かったため、それはそれは大変だったそうです。
合図・・・とても大事なものです。
そういった点に目を向けてもらえれば、舞台も楽しみが増えるはずです。
たぶん。
〜 お知らせ 〜
一筆啓上 日本一短い手紙の館
ふみの庭演奏会
平成28年11月20日(日)
午後3時開演
☆手紙の館に入るための入館料が必要になります。
秋の空の下で津軽三味線という音楽を聴くひととき。
目の前で演奏している姿。腕の動きに、指の動き。
聴いてみるのと、観てみるのは大違いという体験が出来るかも・・・(´ー`)
館内の素晴らしい作品は人の心を写し出し、ふみの庭では音を楽しんで頂けます。
※入場者数には限りがありますので、興味のある方はぜひともお問い合わせをお願い致します。
平成28年11月26日(土)
第13回青森県民謡コンクール全国大会
平成28年11月27日(日)
第15回津軽三味線コンクール全国大会
箕面市民会館グリーンホールにて
11月26日(土)は開演11時
11月27日(日)は開演10時
今年一年のお稽古の成果を問われる大会として、過去は『今年最後の!』と親しまれてきた大阪大会も第15回を迎え、全国の津軽三味線愛好家から熱い視線を注がれています。
この大会を優勝した奏者が来年の全国各地で行われる大会の台風の目となる可能性が高いので、参加出来なくとも大会結果を待つ人も大変多いです。
当然、会場内ではバチバチの演奏会が繰り広げられます。
静寂の中で、一曲一曲を吟味されるような空気感を楽しんでみませんか?
チケットは前売2500円、当日3000円。
購入はお早めに・・・
『民謡どうでしょう Vol.3』
平成29年4月29日(土)昭和の日
開場 12時30分
開演 13時
横浜にぎわい座 芸能ホール
「日本の唄」といえば何でしょう?
考えてしまうくらい多種の音楽が日本にも存在しますが、その中のひとつに地域に密着した音楽【民謡】があります。
土地が変わることで、リズムや音階が変わり、とても音楽理論のない時代に出来たものとは思えないくらいの作品があります。
楽しいこと、悲しいこと、苦しいこと、幸せなこと、ひとの想いを歌詞に綴り、舞いとして身体で表現する音楽が【民謡】です。
その素晴らしさの欠片をお届けする舞台!
チケット>
前売 3000円(税込)
当日 3500円(税込)
平成29年6月4日(日)
日立システムホール仙台コンサートホール
開場:10:30
開演:11:00
入場料:前売3000円 当日3500円【全席自由】
津軽三味線コンクールが仙台に!
普段耳にすることのない人でも、耳にしている人でも楽しめるのが大会の面白いところ。
自分自身の思いを込めることの素晴らしさも分かりますが、所属する会や参考にしている奏者なども分かるようになります。
それが理解できた時、あなたは「通」になる・・・かもしれません。
興味のある方は旅行がてら、ぜひ!!
津軽民謡・津軽三味線『重造会』
〒910-0019 福井県福井市春山2-20-10
TEL 0776-27-5010
津軽民謡・津軽三味線『重造会』のホームページ
佐藤壽治のブログ『佐藤壽治の徒然日記』
佐藤壽治のFacebookページ
『いいね!』よろしくお願い致します。
https://facebook.com/Kuroishi.Fukui
佐藤壽治のTwitter
フォローよろしくお願い致します。