football 北海道

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ノンフィクションライター、マサルです。
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上位を目指すチームにとって敗北というのは理解し難いものだ。
現代最高の監督、ジョゼモウリーニョがかかげる”負けないサッカー”
これは今では彼だけでなく欧州全土で目指すサッカーのスタイルといえる
最低でも引き分け
0-0でも5-5でもいいのだ
アンドリュー・シェフチェンコ曰く
「自分にとって負けは存在しない。それは絶対にあってはならないんだ」
と言っているが、最近ではその言葉通り、負けは負け以上のことを意味する。1つのミスが10にも20にもなってしまうのだ。
ヨアン・クライフが掲げた「汚く勝つより、美しい敗北」なんてことはもうありえないような話で、「1-0で勝つより4-5で負ける方が美しい」なんて彼の言葉は過去の遺物となった。
この”負けないサッカー”の中でも特別に私が注目しているポジションがある。
GKである
ブッフォンの言葉を1つ借りたい
「フットボールは実に単純だ。シュートをすべて止めればチームが負けることはない。」
その通りである。
だがあのオリバー・カーンや、このジャンルイジ・ブッフォンですらゴールを許してしまうことはもちろんある

話は少し変わるがバルセロナのビクトール・バルデスの移籍について話をしたい。
彼はバルセロナのカンテラーノでありながら、チームを離れることを決め新天地を探している。
もう新天地が決まっているとの噂もあるが、彼とバルセロナ側は新守護神が決まり次第、彼の移籍場所を発表すると話している。
だが、なぜバルセロナはプジョールの穴を埋めることを長い間しなかったのに、カンテラーノのGKを引き上げずにここまでGKの獲得に熱心になるのだろうか
ここからGKの能力の必要性について話を進めたい
バルセロナやマンチェスターCityのゴールキーパー、バルデスとハートを例にあげよう
前者は「もう一人のフィールドプレイヤー」とも称され
後者は「過去最高に足の速いゴールキーパー」と称されている
ここから時代の進化とゴールキーパーの多様性を理解することができる。
皮肉なことに前者は、「1-0で勝つより4-5で負ける方が美しい」と掲げたクライフ氏が目指すポゼッションサッカーが指していることと一致する
ゴールキーパーを一人のフィールドプレイヤーとして起用し、フィードや連携面でのフォローなど攻撃面でも生かすということだ
バルデスのフィードは正確で、あまり背も高くなく、フィジカルコンタクトに長けているとはいえないバルセロナの前線にしっかりと収まる
それゆえにバルデスが足元からかっさらわれるなどというあまり喜ばしくない凡ミスの失点もたまにあったが、今では経験からなのかそんなことは見受けられない

次は後者のジョー・ハートについてだが、彼の足の速さはこの動画を見ていただきたい
http://m.youtube.com/watch?v=YmoYqRkRUbU
一目瞭然であるが、
ハーフウェイラインくらいから走っているのが見えてくるが、ディレイしながら戻るDFを越えて行くスピードはフィールドプレイヤー顔負けである。
ネット上や海外の反応では
-ボルトを超えた-
-これはCGだろ!-
などと言った声も上がっているが、ロスタイム91分に起こった紛れもない事実である。

この二人を例にあげたが、現代サッカーは特にどのポジションにもポリバレントさが求められる
セリエの3バックが見出したWBや、ゼロトップ、
そしてGKのポリバレント化。
キーパー生産国であったイタリア以外からも今では様々なタイプのキーパーがでてきている
伝統的なスタイルから、アクロバティックなスタイル
あまり目立たないポジションであるし一つのミスでチームに多大な影響を与えてしまうポジションでもある
だが、逆に一つの成功がチームを鼓舞し、最後尾から勝利を呼び込むこともある
あまり画面にも映らないが、一つの動きに進化がある
オリバーカーン曰く「ゴールキーパーの『役立たず』と『英雄』は紙一重」である
試合を見る時にこのような視点でみていただけたら幸いだ。
多くの名言を使わせてもらったが、最後にディノ・ゾフの言葉で締めくくりたい
「キーパーもワインと同じ。熟した方がうまい」
戦術もゴールキーパーも同じ。
それもまた然りである。