昨日は重要性関数と情動について話しました。
今日はそれを人間関係に広げます。
人間関係は弱い紐帯が大切です。
チャンスは濃い、強い、人間関係からくるというよりも、
弱い、薄い人間関係からくることが多いことがわかっているからです。
濃い人間関係は持っている重要性関数も似ているので、自分が大切なものは他人も大切ですが、弱い人間関係になってくると、その人のいらないと考えるものが、自分にとっては喉から手が出るほど欲しいものだったりします。
相手にとってのありふれているものが、自分にとっての宝なので交換や紹介が意外にすんなりできます。
家族や仲間のような強い紐帯というものも大切なのですが、情報の流れで見ると冗長すぎます。
もちろん弱い紐帯は強いわけではありません。
弱い紐帯は膨大にありすぎるので、何が大切なのか全くわからないことがしばしばです。
ということは、弱い紐帯にエネルギーを注ぐのはロスが多いのです。
なので、テクニックでこれを乗り越えることが必要です。
いちいち判断せずに、全て同じように扱うことを習慣化してしまうのです。
それは穏やかな人間関係といってもいいです。
上善如水ですね。
自分にとって今、重要性が無い人間関係ほど大切に丁寧に扱うのです。
本来の人間関係は濃いものであり、濃密なことであると大衆は考えるためそれを行い、
貴族階級や教育の行き届くところでは逆が当たり前に行われているわけです。
なので常識と違うように見えるので、そこはテクニックとして習慣化するわけです。
イメージとは反比例する感じです。
重要性が無いものほど、あたかも重要なように扱うということが丁寧に扱うということです。
他人を丁寧に扱えないような者にチャンスは来きません。
それがよくわかっているので君子の交わりは水の如しというわけです。
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