そして世界の中心でランダムネスを叫ぶということで言えば、

不完全性定理ともう一つ非ユークッリド幾何学の登場です。


カントが無邪気に先験的総合判断の例として出した空間や時間、そしてその後ろにあるユークリッド幾何学は一般相対性理論とともに崩れ去りました。

公理などの前提の関係は不明のままであって、それらの結合が必然なのか、どの程度まで必然的なのかはわからず、またそれが可能であるかどうかも、アプリオリにはわからないのです。


エウクレイデス(ユークリッド)自身は公準のことを別名で要請と言いっていますし、要請しているだけなので、証明なしに自明であるなどとは主張していないのがすごいところですが。


これはゲームのルールみたいなものです。


球(ボール)を蹴るのか、棒で打つのか、手で持って行くかは要請されたゲームのルール次第です。

要請されたルール次第でそれ以下のルールができているだけですし、プレーヤーもそれをわかって従っているに過ぎません。


ユークリッド幾何学にはいわゆる5つの公理(公準)があります。


まずはその4つをみていきます。

1、異なる2点に対して、これらを通る直線を引くことができる

2、直線の両端は限りなく伸ばすことができる

3、全ての直角は互いに等しい

4、任意の中心と半径に対して円を描くことができる


そして5つ目が

ある直線が他の2直線と交わるとき、同じ側の内角の和が2直線より小さいならば、この2直線は限りなく延長された時、内角の和が2直角より小さい側で交わる


なぜか突然複雑な感じがしてきますが、言い換えれば


ある直線に対して直線上にない点を通り、かつ直線と交わらない直線は1本のみ引ける


いわゆる平行線公準です。

平行な2つの直線は交わらないというやつですね。


非ユークリッド幾何学はこの5番目をすり替えるというアイデアです。

ユークリッド幾何学ではある直線と平行でかつ、任意の1点を通る直線は1本だけです。


それに対して非ユークリッド幾何学では、0本と無数に引けるというものがあります。


つまり、「0本、1本、無数」の3パターンになるのです。

それぞれが独立したシステムを作ります。

ユークリッド幾何学は3パターンのうちの1つでしかなかったのです。


地球のように球体であれば平行な直線を引いても北極や南極で交差します。

直線とは2点間の最短距離ですが、曲がった空間においては測地線です。


飛行機が飛ぶ経路も測地線に従います。いわゆる大円です。大円とはその切れ目からそのままナイフを入れると中心を通過するような点です。


ちなみに緯線は平行に見えますが平行線ではありません。赤道以外は大円でなく、測地線の定義を満たさないからです。


最短距離を行こうとすると測地線に沿うことになるのです。

光もこの最短距離である測地線にそって移動します。

光は重力によって曲がっているのではなく、単に最短距離である測地線に沿っているだけなのですね。


世界の中心にランダムネスがあるというのは、第5公準がいわば任意であることに似ています。

どの第5公準を選ぶかで全く違うシステム、全く違う宇宙を選ぶことになるからです。


例えばニュートンはユークリッド幾何学を選びましたが、アインシュタインは非ユークリッド幾何学(リーマン)の宇宙を選びました。


アルゴリズムというアラブ語が示しているのは、証明されたものが真になるということです。

これは論理学にそのまま引き継がれます。そして証明が計算となり計算機科学(コンピューターサイエンス)になります。

しかし、その前提となる公理そのものが証明の洗礼を受けず、証明なしに真とされているのです。

全てがそこからスタートするにも関わらず、そのものは任意で選んでいるだけということです。


これが世界の中心にあるランダムネスのもう一つです。


ベルンハルト・リーマン(Wikipediaより)


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