脳はひとつのコンピューターシステムです。

情報処理システムであり、そのフェイズは3つに分かれています。


入力(インプット)

情報処理(ファンクション)

出力(アウトプット)

です。


並べると

入力 →  情報処理 →  出力

(Input    →   Function    →   Output)

です。


データ →  計算 →  結果

とも言います。


表現はともあれ、三段階に分かれます。

何かの入力に対して行動と心的過程です。

行動が出力であり、心的過程が計算であり、情報処理です。


感覚入力と運動出力を媒介する情報処理という点がポイントです。

情報の表象と処理が行われています。


3つのフェイズを

感覚入力 →  情報処理 →  運動出力

としてもいいです。


この中で重要なのは情報処理です。

我々はつい入力を重視してしまいがちですが、本当に重要なのは情報処理のフェイズです。


情報処理とは脳を働かせるという能力ということです。


良質な入力は必要なのですが、それはまだ情報処理の段階に入っていません。

我々は勉強や努力を入力の部分でしがちです。


さらに勘違いしやすいのは入力を思考と考えがちなことです。

我々はインプットしている時に猛烈に頭を使っているように感じます。

丸暗記して、それを吐き出す訓練を学習として教えられてきたからです。

入力値が溢れても、放り込んでいき、そして処理されていないのに、そのまま吐き出そうとしています。

それでは

入力 →  出力

となり、脳を働かせているわけではなくなってしまうのです。


シンプルに

入力 →  情報処理 →  出力

(Input    →   Function    →   Output)

が重要であり、鍛えるべきは情報処理となります。


鍛えるべき、努力すべきところを謝ればいつまで経ってIQは上がりません。

まずは考える時間を奪うものから距離を置きたいのです。

スマホなどからもたらされる娯楽は無限にあり、時間があっという間に解けていきます。

その間、何も考えられていません。

情報処理能力はどんどん低下していってしまい、考えることが苦手になってしまいます。

また目的もなく入力していってもあまり役に立ちません。


猛烈に大量に楽しみながら入力し、情報処理に時間を割くことで、良質な出力へと変わっていくのです。





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