自分たちの生きている次元(4次元)よりも高い次元のことを理解しようとする場合いい方法があります。
もし、3次元の物体が2次元を通るとするとどうなるでしょうか?
四角形が平面の紙を通るようなイメージです。
四角形(正六面体)が2次元を通過するだけでも、かなり様々な現れをします。
2次元の面では様々な図形が現れては変化していく様が見れると思います。
われわれが高次元を理解することはとてつもなく難しいことです。そのものを観測することが不可能だからです。
こういう場合は次元を落として考えると思考に補助線を引けます。
二次元世界にあらわれた点がだんだんと大きくなり、違う形をとって、あるときから小さくなり最後は無くなっていく。
これは人間の一生のメタファーでもあります。
受精卵から始まって、分裂を繰り返し、胎児を形成し、誕生し、子供から大人になり、あるときから分裂は少なくなり。小さくなっていき、ある時に活動が止まり、最後の細胞は普通は火葬場で焼かれて消滅する。
この奇妙な空間での存在を終えます。
しかしそれはこの次元(4次元)の写像でしかありません。
2次元を通過する3次元物体の影を2次元人として観ているもの、それが肉体です。
3次元の物体は2次元における肉体を写像しますが、われわれそのものは肉体ではありません。
昔の人は3次元の物体にあたるものを魂と呼びました。
しかしわれわれは、それを情報と見放します。
情報が物理空間というひとつの情報空間の系を通過しているときに、物理空間内部では肉体に見えるのです。
しかしそれは影でしかありません。
ではその魂は実体なのでしょうか?
答えは、それもまた何かの影(写像)ということです。
高い次元を理解しようとするなら、
高い次元の現れは、低い次元では違うもののように見えます。それが続いていくというわけです。
(2次元が1次元に現れる現象の逆を考えていけばいい)
一つ上の次元での現れも、その上の次元の影を見ているにすぎず、それもまた上の次元の、、、と続きます。
ただ高い次元の現れは低い次元からでは正確に知る術はないということでもあります。
生命現象という不思議は、物理的現実世界という奇妙な情報空間を通りすぎる、つかの間の現象です。
この不思議を理解して進んでいきましょう。
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