夢枕獏さん原作の漫画

「陰陽師」
の名言集です。
 
6巻より
〉引用開始
(鬼門の説明)

陰陽道では
常に方位である
「空間」と

日や歳や
四季である
「時間」は
切り離さず
考える

つまり
「空間」でいう
「艮」(ごん)とは
丑と虎の間
北東のを指し

「時」の流れでは
「陰」の気の極まる
丑と
「陽」の気の始まる
寅の間

日で言えば
と丑の刻と
寅の刻の間であり

歳では
12月の丑の月と
新年の寅の月の間(旧正月)
四季では
冬と春の間

つまり
「陰」と「陽」の
消長の
終わるところであり
始まるところ
なのだよ

「易」でも
「艮」は万物の終わり
を成す所にして
始を成す所

ゆえに
万物万象は
「艮」において
成すと
言っている

ということは、、、
「艮」とは
「陰」すなわち
陰(おに)の極まる所
だから
あらゆる鬼が
集まると
言われるのは
当然なのだよ

要は
継ぎ目で
あることなのさ
「陰」と「陽」の
継ぎ目であり
「死」と「生」の
継ぎ目で
あること

丑から寅への
移行は
再生(よみがえり)を
意味する

死であり
誕生であり
生まれ変わる
こと、、、、、
変化の意味を持つのだ

だから
神聖とも
されたし
再生の呪として
「陰」である鬼を
「陽」である寅に
喰わせたり
するのさ

〉引用終了

ウシのツノに
トラのパンツだから
丑寅!?

鬼門って悪いイメージですが
そうではないですよって説明ですね。

ここで大切なのは
空間」と「時間」は切り離さず
考えるという所です。

鬼門というと北東ってイメージですが、
時刻や季節でも使います。
時間が変わるとあっちこっちに
穴が開く感じで鬼門が発生します。

死と再生をつかさどるエネルギーの穴です。

抜けもするし、入っても来る穴です。

それが鬼門です。

ようは方角とかあんまり気にせず、
穴が空いたら基本的に埋めて
しまおうって感じです。

土地に龍脈を引いても
気が抜けていくと勿体無いので
基本的に早く見つけて埋めてしまいたいです。

経験上、
鬼門は水廻り(キッチンやお風呂)に発生しやすく、
外と繋がっているようなことろにできやすいと
感じます。
(薪ストーブとかにもできやすい)

まさに気の出入りがあるんでしょうかね?

気感があるなら、
鬼門があるとちょっと冷たく感じる
場所があると思います。

また、この
空間」と「時間」は切り離さず
考えるというのは現代科学でも同じです。

アインシュタインの相対論によれば
時間は光の速度で流れます。
時空は同じパラメータであり、
時間と空間のベクトル和が光速です。

空間」と「時間」と別々のに考えるよりも
「時間と空間」という存在と捉える方が
より正確だということですね。

これが移動という概念を後押ししてくれます。
何かになる、とか、達成する、とかは
この時空ごと移動していると考える方が
しっくりわかりやすくなります。

同様に結界もこの移動(レイヤーを)による効果です。

とまあ話がそれましたが
鬼門を見つけたらとりあえず埋めときましょう。

ではでは〜。