こんにちは!
今回は、「住宅の未来館」が採用している
赤外線断熱構造「AIRIN」
について書かせていただきます。
そもそも「AIRIN」は雪国科学さんという
薪ストーブや床暖房、融雪システムなどを
扱い、常に熱について研究しているとても
魅力のある会社が開発したものです。
「熱」の伝わり方には
伝導・・・ストーブの上にヤカンを置くと熱くなること
対流・・・暖められた空気が上昇し、循環する流れ
放射・・・ストーブに近づいたときの暖かさ(赤外線)
この3種類があります。
しかし、従来の断熱技術には
伝導・対流
この2種類にしか力を注いでいませんでした。
そしてさらに、暖まった空気を逃がさない為に
高気密という施工が必要になったのです。
高気密になるということは部屋の空気が汚れても
どこからも外には出て行かない、だから
24時間換気扇によって空気を入れ替えが必要
これが伝導・対流を生かす為、多くの建築会社の
断熱の仕組みです。
放射に対しては何も対策をしていないのです。
建物などの壁でその中に空間がある場合
たったの5mmの空間でも実に
65%に近い割合で放射による熱損失が
起きてしまうという実験結果が米国で
示されています。
そこで、放射される熱を外に逃がさず
常に室内に反射させ再利用するしくみ
赤外線断熱構造「AIRIN]なのです。
米国ではNASAなどの宇宙技術の開発の
中で赤外線対策は必要不可欠であるため
遥かに日本よりも技術は進んでいます。
「AIRIN」に使われている素材は米国の
宇宙服の断熱技術の派生技術で作成されて
いる為、性能は高く赤外線の実に
90%以上を反射します。室内の熱は常に
逃げることなく反射され、夏場の厳しい熱射は
室内に入ることなく反射されます。
また、放射による熱は対流による熱と違い
空気のように流れる事が無く反射されます。
ですので高気密という施工が不要になり、
省エネも実現できるのです。
少し難しいかもしれませんが
どちらの空間がより健康に
安心して暮らせるか、
直感で分かりますよね(^-^)/
まずは体感することが1番です。