フタゴ(納竿の儀) | ~釣りと日常Ⅱ~(Present by 寿老人)

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そして深夜二時半。

他組と合流するというアンドレを迎えにきた真徳丸に乗って、紫垣さんと私も瀬替わり決行。

上がったのはフタゴという独立瀬であります。

と、実は私にはアクシデントが起きていました。

スズキのカベ渡礁直後の事。

リールがおかしい。。。

レバーブレーキをOFFにしてもスプールが止まらずに回ります。
予備リールを探したもんの磯バックに入れ忘れてきたか入っていません。


しかし、これがまたなかなか難儀なもんで針をベールに掛けて竿立てにロッドを立てるとスプールは逆転しちまい、回り放題。

当然、ラインはもつれにもつれ非常にイヤな状態となります。

スプールの固定が出来ない・・・

苦肉の策でウキをトップガイド直前まで巻いて針は宙に舞う状況としたところ、これまた風か何か知らんけどリールのハンドルが勝手に回ってまたまたラインがぐちゃぐちゃに。

何回、仕掛けを作り直したでしょうか。

せっかくフタゴに上がれたのにイライラのあまり自然と私は沸騰。

かつてないほど頭から湯気を出しながらの実釣を続ける羽目になったんであります。

出発前に予備リールは必ず確認しよう。
と骨身に沁みた釣りとなりました。

それでも蒲江の海は優しく、恵みを与えてくれました。



帰港後、待合室で出会った阪神タイガースの尾仲 祐哉投手。


頭からの湯気を出し切って疲れ果てた気持ちをひた隠しに隠し、少しだけ話をさせていただきましたが、ただただ気さくて誠実さが滲み出る好青年。

ウチの子と変わらん年頃ですし、一見どこにでも居る若者に見えますが、その実、若虎で150キロを超えるストレートを投げ込む豪速球投手。

裕哉くん、怪我やら妙な追っかけには気を付けんとよ。

おいさん相当応援しちょるき頑張ってちょうだい。

と、終わってみればやっぱり楽しさ満点の納竿の儀でありました。

[タックル]
 ロッド : 磯用ロッド1.5号
 リール : トーナメントISO-Z競技2500LBD
 ライン : 銀鱗SS neo1.5号
 ハリス : スーパーL・EX hyper1.5号
 ウキ    : ハイパーレスキュー0α号
 鈎       : 喰わせグレ_ケイムラ6、5、4号

[撒き餌]
 沖アミ4角
   イワシパワーグレ遠投2袋
   のりグレ2袋
   グレパワーV9お徳用

[ツケエ]
   スーパーハードM
   生沖アミ(撒き餌用ブロックより)
   自家製ムキミ
   アジゴ10匹