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6年で育成学級在籍のジュン。
小学校入学時は普通学級にいました。
育成学級には3年から入級。
そして、中学進学を引き続き育成学級か普通学級かどちらにしたいかイメージしやすいように中学の休日参観に行ってきました。
参観は3限まで。4限は部活動懇談会でした。
最初はジュンの小学校で一緒だった先輩たちがいる育成学級へ。
教室覗いたら先輩であり幼なじみの友達のHくんやSくんが「おっジュンやん!どうしたん?」みたいな反応で。他校の小学校だった男子が「え?誰?」みたいなので「友達。LINEで繋がってて遊んでる」ってHくんが言って。
ジュンは圧倒されて話せなくてうちは補足で「Hくんと小学校が同じで今6年で春から1年になるから観に来たの。これから体育なんかな?」って聞いたらなぜか話してくれない面々。
体操服来て体育館シューズ持ってたし、1限がスケジュールに保健体育で体育館って書いてたけどいちおう会話のキャッチボールしようと話したんだけど。
そしたら中年の女性の先生が「◯◯さんですか。今から体育で体育館移動しますので」って。
昨日の参観の見学はジュンの担任から校長先生に許可を得てたから育成学級の先生は名前を聞いていたようだ。
実は名札を持ってきてなかったら受付の人に休んでる兄コゥのクラス名と名前を書かされたシールを胸につけてたが、ジュンが育成学級で名乗ってるのは通称の離婚前の名前で先生もその名前で呼ばれたので。離婚は昨年7月にしました。
ジュンは中学進学を機に戸籍の名前を使う予定です。
そして男子が体育館に行ったら、別の教室で着替えた1つ上の先輩のHちゃんと女子たちが出てきて「あっ◯◯さん、久しぶり〜。観に来たん?」って声かけてくれてジュンが「うん」って言うと、こちらも女子たちに「え?誰?」って聞かれ、Hちゃんは「えーと。友達?かな」みたいな感じ。
Hちゃんとはジュンが不登校になる前は同じ担任に習っていましたが、休みに遊ぶ仲ではなく、説明が難しかったみたい。
でも世話焼きタイプのHちゃんは「◯◯さん、今から体育だよ。体育館案内するねー」と。体育館は2階で階段で登ったりしなきゃならなく「階段ゆっくりでいいよー」って1つ違いだけど小さい子みたいに気をかけてくれました。
Hちゃんはうちに「今1年なんです」って言ってきたから「そっかぁ。頑張ってるんだね!」と応えました。
Hちゃんは小学校の時、下の学年のお姉さん的存在でしたが、中学の育成学級では1番後輩なんだな。
体育館で始まろうとしている時にHくんはジュンと話したくて何度も「◯◯ってゲームやってる?フレンドなろ」とか「遊べる?12時半…」とか話しに来たりする度に先生に「◯◯くん!今は授業中!後で話しなさい」って言われてました。
Hちゃんは体育館シューズが靴紐なんで早く履けないで「遅れてすいません」って入っていきました。
体育ではリィの時もいた男性の先生が主体で今回はバレーボールを教えていました。この先生は元々体育の教科担任なので、張り切ってました。
中には身体障害の女子もいて車イスで若い女性の先生が補助についてました。
その子は制服着てましたが、みんなが走ったら車イスでグルっと回っていました。
準備運動してから、整列で右向け右とか2列重態とかを教えていました。実はうちもなんですが右左や東西などを意識しないとパッとわからないんで、発達障害の子には健常者のみんながやるより大変だと思う。
だから並ぶ時もよく日常で言われる「もうちょっと右行って」がすぐわからないから先生は急ぎの指示だと手のフリや◯◯の線ぐらいみたいに言わないとパッと動きにくい。
ボールをペアになり片方が投げてアンダーとオーバーの打ち方をやるのも、上手くいかない。相手のやりやすいパスが苦手だったりする。
先生がうつボールを先生が決めた4人ずつ半分のチームに別れて、チームずつコートに出てパスを繋げ向こうに返すのをやってたが上手くいかない。ボールをコートに返せるけどコート外に飛ばし過ぎる子やだいたいがコントロールが上手くできない。
これ多分3年は毎年やってるだろうけどやはり苦手なんだな。
もう一つのチームは作戦を考えるように言われるがそれも上手くいかない。
靴紐取れた女の子が直してる間抜けて違うチームに入る時や車イスの子が同じチームでも状況がわかってる子とわかってない子がいる様子。
車イスの子は補助の先生が受け取って小さく投げるのを先生が返してたし、ペアでのパスは先生とボールの受け渡ししていた。
チームの時、他の子があまりパスくれないから怒ってたようで先生が代弁していた。身体障害の子は支援学校ではよくいると思うが、支援学級では限界があるんだろうなと感じた。でもみんなと体育したいんだろうな。
補助の先生もいるも意思疎通や相手を思いやるのが難しい子が多かった。
続いて、生活の授業で着替えて教室へ。
熱中症について学んでいた。
結構、小学校一緒だった先輩たちはしっかり質問に手を挙げて答えていた。
だいたい授業の趣旨を答えてしまう状態。
タブレットでワークに書くのはプロジェクターのを写すだけだが、漢字が書けない子もひらがなでいいと言われていた。
車イスの子も画面を拡大して書いてたり、先生の質問にしっかり答えていた。
今育成学級の先生で主体なのはリィさんが不登校になってからの男性の先生だから授業の進め方初めて観たの。リィが6年の時に見学に行った時の優秀な先生が異動したからやっぱり質が落ちてる気がした。
2年や3年が下級生を思いやるとかリードするやらがリィのいた時は普通に見られたが。それぞれが自分たちで精一杯な印象でした。
2限の半分くらいで1年の普通学級に行った。
英語をやったことないジュンなので英語の授業を観に行った。
班に分かれていて、プロジェクターに教科書が写しだされていた。
自己紹介の部分で3人の子がいて性別も男女両方いて国もそれぞれ違う子。
データを元に会話で班の人の前で話そうというもの。
データは名前、ニックネーム、年齢、好きな食べ物、好きなこと、特技、苦手なことが英語で書いてある。
名前ならI'm 〇〇.みたいに文を考えて話す。
それを3人の人物を話す人を決め、アイコンタクト、スマイルを交えて話し、聞いてる人も英語の相槌で話す。
先生がイントネーションで気をつけることはあらかじめ伝えている。
先生は恐らく日本人なんだが、授業はたまに英語交じりだ。
補助の先生がわからない子の補助して回っていた。
ワークはスペルの書き方やスペースを開けることを注意していた。
3限は他のクラスの体育を観に行った。
ジュンには普通学級は教科ごとに先生が替わる話しはしている。
暑いので、準備体操は体育館で。
グランドで50Mとハンドボール投げの体力テストをする。
先ほど育成学級の体育観たから比較してもらおうと思った。
やはり自主的に動いているし、助け合ってるし、ハンドボールの練習の投げ合いもスムーズだ。
ジュンは体育が好きだから、男女に別れていたがずっと男子を観ていた。
男子はハンドボールの投げが豪快だし、走りもスピードがある。
ちょっとびっくりしたのが自主性を任せるのはいいが、記録するのは教室に戻ってからなんだと。
男女に別れて、先生1人だが、50Mのタイムを測る間、ハンドボールは生徒が測ったり、ボールを返していた。
コゥが途中から学校行かなくなった理由がちょっと見えてきた。ADHDの子はすぐ記録しないと忘れてしまうだろう。
英語は小学校の習い始めに不登校だとめちゃ英語で会話するのも戸惑っただろう。
ジュンは参観中今何時とちょっと退屈そうにしていたが、最後まで観ていました。
帰ってからどっちの学級に行きたいか聞きました。あらかじめ育成学級と普通学級の違い、中学の先の高校進学も踏まえた話しもしていました。
最初は「ママはどっちがいいと思う?」って聞いたジュンだが、うちは「あなたがいいと思う方で決めなさい」って言ったら「俺、普通学級でもう一度頑張りたい。みんなに追いつきたい!」と。
やっぱりな。最近育成学級だけの行事にあまり行きたがらないからそうなのかなと感じていた。
友達もいるが、引っ越しした大好きな先輩が中学から普通学級に行ったのもあっただろう。
彼が育成学級にいたらこちらに行ったかもしれないが。
育成学級は縦割りだから1つ下や2つ下の小学校同じ子たちも自分が学年上がると入ってくる。
正直意思疎通できないことに疲れたり、できることが増えて自信もついてきたんだろうな。
ジュンはHくんと遊ぶ時も一方的に話してくるから疲れるようです。年上なんで悪口は言いませんが。
前は引っ越したHくんと同い年の友達がいい緩衝材になってました。
ただ現実、育成学級から普通学級に変更するのはいろいろな手続きが必要です。
発達検査もしなきゃだし、通級に在籍させないとキツいし、担任や小学校と中学校の校長と面談や担任に遅れてる勉強のサポートもお願いしなきゃいけない。
今ジュンは不登校で放課後勉強しているから合わせたプリントは用意していただけるだろう。
ジュンは長い目で見て普通学級でしんどくなったなら2年から育成学級に戻り、普通学級の交流をなるべくたくさんさせてもらうかだ。
今のこの自信は大事にしてあげたい!
今回敢えて学校生活の話しは行く前提で話しをした。今学校行ってないからどうこうみたいな話しは一切してません。
進学を期に頑張る気持ちもちょっとはあるかもという望みをかけて話しました。
学校行く意味あるんすかと4年の途中から言い出し不登校が始まったジュン。
2年の終わりの不登校分を1年間で追いついた。
3年の終わりに担任に普通学級に戻ることも可能ですと言われたがその時は反対したジュン。
今育成学級で3年学んで考えることがあるんだろうな。
リィやコゥも道を決める時期だから大変だ。サポート頑張ります!