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リィさんは製菓専門学校の入学前教育でMonoxerという国家試験アプリの練習課題に取り組んでいる。


この課題は製菓衛生士の試験とは関係ないが、アプリに慣れるためのチョコレートの問題とお菓子の写真の問題で4択を選ぶのだが、何回も挑戦して正解するまでチャレンジできる。


1日に何回挑戦してもよく、だいたい1期間3日が目安みたい。


リィは1日1回しており、ついに、お菓子の名前当てクイズの学習が完了しました!




うん。第2期間、第3期間を2回、第4期間を3回って我が子ながらかなり視覚優位を感じました!




一方チョコレートクイズは4択のガチなチョコレートの歴史や豆知識のクイズで、リィにしたらテキトーな暗記だけでは難しいらしい。

これは第5期間まである!

リィさんは軽度知的障害な上、小中と長期不登校、高校も通信制を卒業したため、テスト慣れはしてません。

まともなテストは小学4年の2月までと高校だけ。高校受験も作文と面接だけ、専門学校もAO入試だったので。中学は育成学級だったので基礎的なテストしか受けてません。

今まで暗記だけで高校の進級、卒業試験を乗り越えてきました。

テストって意味から理解しないと難しい場合ってあるよね!

リィの場合は理解できない、わからないことはこじつけで暗記してるっぽい。

このアプリは解答を表示したら意味も教えてくれるのでうちは特にサポートしてこなかったのですが。

今まで得意なクイズがあったからモチベーションを保っていたのですが、あと3週間で提出しないといけません。

そろそろうちの出番かな。

答えを教えるのではなく、意味から学ばせることを一緒にやっていきます。

高校のレポートもこんな感じでやってきた。


職場で障害者雇用している皆さん。障害者施設で雇用している皆さん。支援をされている皆さん。軽度知的障害の方に物事を教えるには根気が大事ですよ。

わかりやすく簡潔に。小さい子を育てるように。親のように教えてあげてください。スモールステップで前よりできたことを褒めてあげてください。

だけど精神的に幼くても大人のプライドがあるから気をつけてください。

自閉症スペクトラムの人は型通り、パターン化が得意なので、毎日ルーティン化しやすい。

仕事は真面目にやるから。あとはやり方を根気強く教えてあげることが大事。

うち思うんだけど、A型事業所で利用者で働いてるんだけど知的障害の利用者は単純作業しかさせられてないのね。

知能もいろいろあると思うが、リィさんは境界知能なのね。小学校も普通学級か育成学級か選べるレベルの子。

こういう人ってもうちょっと下のIQの人より頑張ればちょっと難しい作業できると思うんだ。精神障害の人より根気と時間かかるけど。

ほんま知的障害者は単純作業しかできないんだみたいなん見直して欲しいです!

うちのジュンも知能平均下なんで、ギリギリ療育手帳レベルなんです。

コゥは手帳を取得するなら精神手帳になる。

こういう子たちを育ててきてそう思う。手帳が療育だからって、いろんな人がいるんですよ!

リィさんは社会に出て困らないように足りないものをどう学習させるかを考えてきました。

まだまだ同年代に比べ、社会性が至らないところもありますが、専門学校生になる準備頑張ってます!