前回はこちら
ﾘｨさん、昨日は3年の最終ロングホーム。卒業式までもう、みんなが揃うことはない。最後の登校日。
仕事帰って学校どうだった？って聞いたら泣いていて、卒業したくないって！
昨日は67人中42人が来ていた。
センター長の話しに泣けたみたい。
担任の先生は最初入学時11人から始まり、ﾘｨも入学組。最初は少人数だからﾘｨが長期不登校、場面緘黙、軽度知的障害ってことでかなり気にかけてくださいました。
行きたくても行けない日、期日まで頑張ってやらなければならないこと、延ばしてくださる日もあれば、叱咤激励される日もありました。
同級生と馴染めるように間に入ってくださいました。
第2のお母さん的存在。
67人中、大学コースが半分。途中から入ってきた子もそれぞれの個性やペースを大事にして、人としてダメなところは叱って頑張っておられたようです。
通信制高校に入る子は繊細な子、人づきあいが苦手な子が多い。
先生は4人。授業は他の学習センターから来られるけど。
どれだけ生徒が増えてもこの人数で、1人1人大事にするのは大変！
ﾘｨさんの時代はコロナ禍でどこの通信制も生徒が増えました。
京都の学習センターで今まで史上最多の卒業生です。
通信制は自由な時間が多い中、卒業するのは簡単なことではありません。
人が苦手で中学にあまり行けなかった子たち、全日制が無理なルールに縛られるのが大嫌いな子たち、クセ強いけどアイデンティティをしっかり持った子たち。
だけど、卒業したい、高校卒業資格が欲しい。大学に進学したい、夢を追いかけたい、それぞれいろいろあるけど目標に向かって頑張りました！
最後に3年後、5年後こうなりたいとか決意、高校時代の自分を現す言葉を書き、一緒に写真撮影！
これね、学校見学行った時にすごく目に入った！写真はなかったけど、直近の卒業生の決意が貼ってあったの！それから、卒業後の進学先、就職先と名前も！
よくあるあるな有名進学、就職先も貼ってたけど。
別に小さな会社でも、有名じゃない進学先でもちゃんと決まったことが大事！
ﾘｨさんはあまり趣旨をわかってなかったけど悩んで悩んで最後までかかり、感動の言葉を書いた！
担任は別の用事で帰ってて、違う先生が見てたけど、「これH先生みたら号泣するな」って。
この学校に入った時にセンター長から言われたこと、学校のテーマ「過去と他人は変えられないけど、自分と未来は変えられる」
まさにﾘｨは自分と未来を変えることができました！
ﾘｨは入学組且つ誰よりも人づきあいが怖い子だったから担任はかなり気をかけてたと思う。
入学して、いろいろあるのは自分だけじゃないって知った。みんな穏やかだった。1人社会人から入ってきた生徒がいた。30代子なし既婚男性。彼は進学コースにいた。中卒から大学進学は大変。
だけど、かなり年上なのに偉そうにせず馴染み、気のいい兄ちゃんでみんなにいじられていた。決して10代に合わせない自分スタイルの人だった。
みんな彼の存在は過去にどんなことがあってもやり直せると感じた。
ﾘｨも入学組から刺激を受けた。
ﾘｨさんは学校から帰って想いが溢れて泣いていたのだ！
軽度知的障害の中学卒業後の未来は支援学校、障害者雇用が多いが、ﾘｨは通信制高校に進学し、卒業後製菓専門学校に進みます。
良い方向に人として変化し、未来を切り拓くことができたことに感謝しています。
ありがとうございました！
単位ですが、政治•経済だけ30点以下で後日追レポートします！
他の高校卒業に必要な単位を取れてることがすごい！
ﾘｨさん、本当に今までよく頑張って通えたね！あとちょっとだ、頑張れ！