美しい静かな田舎暮らしを考えて
別荘地で中古物件を買い、車なしで暮らす、地球にやさしい生活の軌跡。
妻の作る朝食で迎えた10月最初の朝
10月最初の日曜日の朝。
十里木 [ じゅうりぎ ] は、もう肌寒い日が普通になっているけど、今朝は特別だ。
月に一度の妻の手作り朝食が、気持ちを華やかにしてくれる。
普段は神奈川で忙しく仕事をしている妻は、月に一度、十里木に帰ってくるのだけど、その時は、いつもの僕のシンプル料理から、格段に素敵でおいしい料理を食べられることになる。
次は20日後に、また妻と十里木の時間を過ごすことができる。
その時まで、自信を持って、見せられる場所を一ヵ所でも多く増やすために、D.I.Yを頑張りたい。
まだ手首の痛みがあるけど、また明日から溶岩の敷石歩道を、完成に向けて調整作業に臨む。
妻が神奈川に発って、日が暮れた夕方、家の前の道路から、わが家を眺め、いまだイメージングできない敷地改造計画に、しばし考えることに没頭した。
今日も、今の住いの先が見えない。
だけど、既に手掛けているところからは、その先のかたちが自然としっかりと明確になってきている。
だから、まず見えているところを、しっかり作業すればいい。
そうするとおのずと、その先が明確になってくるのだから。
妻と、今、僕の生活に関わる人達を豊かにして喜んでもらえる住まいのかたちを目指して、今日も考え、明日も頑張る。