美しい静かな田舎暮らしを考えて
別荘地で中古物件を買い、車なしで暮らす、地球にやさしい生活の軌跡。

別荘地における田舎暮らしを一年してみて

8月は雨期の十里木

全国的に梅雨が明け始めたときから、本格的に始まった十里木の雨期。

しとしとと降り続く雨もようやく一段落を見せた。
・・・だけど去年の記録を見ると、9月も半分は雨降りだったので、秋口まで連続した晴れ間は、あまり期待していない。

予想を裏切って、去年と違い、今年は比較的静かに思えたのは、おとといの8月27日(日)に実施された陸上自衛隊の平成29年度富士総合火力演習の公開演習だ。

慣れたわけではないと思うけど、去年は、各種火砲が時間おかまいなしに、咆哮をとどろかせた記憶があり、これはえらいところに引っ越したのかも・・・と思わせるに十分の衝撃音と地鳴りを味わったものだった。



久しぶりに晴れ間がのぞくようになって、気持ちも一段落ついたのか、この一年を振り返る気持ちになった。

ほんとにあっという間だった。
・・・去年の夏に急に決めて移り住んだ、富士山二合目の別荘地での田舎暮らし。。。

1年を振り返って、1年で行えたことを振り返るわけだけど、・・・想像以上に思ったほど、物事を進められていない。

自分の能力の無さにがっくりくるわけだけど、それでも精一杯向き合っている確信もあって、その価値観や達成感の差異に、いらだちとやるせなさを覚える。

そんな僕と違って、すべてにおいて満足している妻には、そもそも、なぜ僕が、そんなに焦ってどんどん物事を進めようと思っているのか、理解できないでいる。

・・・だいたいが、何のために何に向かって物事を進めるか、僕自身手さぐりの毎日なのだけど・・・。

物事の進み具合に満足できないのは、いくつか理由があるのだけど、物質的なことを言えば、一秒でも早く、僕が考える理想の住いのかたちを妻に提供し、今以上の幸せと充実感のサプライズを味わってもらいたいと考えているから。

・・・つまり、それは僕のエゴなんだろう。。。
そして、ある意味、空回りの状態。。。

今の生活進行で満足している妻に、必要以上に物事を考え実行しようとしているように見える僕は、妻は妻のためにとは思えていない。

離れてくらしているから、仕方ないのだろうけど・・・そこは、毎日、一日の出来事・思ったことを言い合っているのだから、1/10でも感じ取ってほしいと思うのが僕の正直な所。。。

今見えている、この十里木 [ じゅうりぎ ]での生活で、毎日、僕はいろいろな可能性を浴びるように過ごし、そして毎日それについて考え検討して、最後に自分の能力の小ささに絶望感を覚える。。。

なぜなら、十里木は、あまりにも美しい・・・。
陽の光が、葉のさざめきで作る木漏れ日は、豪華な景勝ではなく、何気ない日常の中で、最上の瞬間の連続を与えてくれている。



何かをしなくてはいけないと考えずに、生活していればいいという考えや、他、さまざまな視点からの意見・考え方があるのだろうけど、僕の中で、うごめくさまざまなものが、総和となって、いろいろな衝動に駆りたてている。

振り返れば、運が良かった、当初考えていた以上に、利点に恵まれていたということも多い。
なんて言ったって、何年も前から計画しての十里木暮らしではないもの。
住む家が突然、十里木に決まってしまったから、始めた十里木の生活。。。

まぁ普通、うまくいかないことの方が多いかもしれない。

住まいを契約しようとした時から、僕がその時考えられる一番いいと思われる即断!即断!の連続で、息継ぎなしで、今まで来たかのような感じ・・・。

乱暴にも思え、それにしては上出来なようにも思え、・・・・もちろん今さら「もし」を考えたところで、あまり意味はないのだけど。。。

僕の十里木生活は、季節を一巡りして、いまだこんな感じ。。。

どこに向かおうとしているのだろうか。。。
何をしようとしているのだろうか。。。

いまは、まだ見えない。

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