美しい静かな田舎暮らしを考えて
別荘地で中古物件を買い、車なしで暮らす、地球にやさしい生活の軌跡。

世間も十里木も半年に一度の雨の大バーゲン

十里木 [ じゅうりぎ ] 生活も8月2日で2年目を迎え、関わる人々との、より実り豊かな生活を目指し、気持ちをあらためたのだけど、決意に相応しい晴れ間が欲しいのに、このところ十里木の天候は、すっきり晴れない。。。

長い雨の日の合間の薄曇りなのか。十里木の長い梅雨。

10日前から、ほとんど雨続きだ。
東海地方の梅雨明けは、7月19日ごろとされているけど、その頃から、ずっと雨なのだ。。。

むしろ東海地方が梅雨明けする前に、ずっと晴れ間が続いていた感じだ。
まぁ、十里木は富士山環境であって、平均的な静岡県の環境では考えられないのだけど。

今日は、雨がやっと落ち着いた曇り日だったけど、それは昼間に限ってのことで、夜中や朝方だけ降っていたりして、1日すっきり晴れるということは、非常にまれだ。

去年の記録から言うと、8月と9月は、半分以上の日に雨が降った。
10月に入ると、ぐっと雨が少なくなり乾季に入り、翌年の5月まで雨が少なくなる。
6月、7月は曇り中心で雨がだんだん多くなり、今の8月につながる。

去年引っ越してからの1年間だけの体験から言えば、十里木の梅雨は8月、9月なのかもしれない。。。

平地であれば、雨量はともかく、これだけ湿った日が続くと、家の木部が腐りやすくなるのが普通だけど、十里木は涼しいので、きれいに朽ちることがあっても、腐ることはない。

また多雨な環境で、別荘地の建物ということから、十里木の建物に使われている外壁の木材は、雨に強い種類の木材で建てられている。
山間部の木造別荘住宅に多いのだけど、外壁材として、ウエスタンレッドシダーが用いられている。

ウエスタンレッドシダーは、水に強いとされていて、実際、その外壁材として、またウッドデッキ材として、わが家では使用されている。

水に強いということは確かだと思うけど、それより、水分の吸湿&排湿能力に優れているという感じがした。

水そのものに強いと思ったのは、敷地入口から玄関アプローチの踏板に使われているイぺという木材だ。
これだけ雨、湿気の多い十里木で、土の上にベタ置きされているのに、まったく腐らない。

ウッドデッキで一番いいランクとして求められる木材が、イぺということが、実感でうなずける。

去年の記録を見て考えると、これから本格的な雨期と台風の時期が、十里木に訪れるのだけど、さて、今年はどうだろう。

今日の室温は、22℃で安定の過ごしやすさ。
それでも、うたた寝してしまうと、肌寒さを感じる。
夜寝るとき、毛布一枚で寝ることを考えると、肌寒かったり、ちょうど良かったり、日によって体感が違い、難しいところ。。。。

今日も朝、肌寒いと感じたまま目覚めを迎えたので、先日、洗ってしまった薄掛け布団を、また出そうかどうか考え中。。。

真夏でも室温は、多分25℃程度だと思う。
激しく動かない限り、エアコンは必要無い生活環境なので、この住まいにエアコンはついていない。

十里木生活1年間の暮らしで、とりあえず無事に4つの季節を一巡りして、しっかりと季節を体感できたのだけど、平地の住宅街での暮らしの慣性というか、身に付いた鈍さというか、十里木の美しい朝日を見れば見るほど、まだまだ季節感そのものに触れていない気がしている。
やっぱり自然豊かなところで移り住んでも、受動態である自分が変わらなければ、なかなか十里木そのものに触れた感じがしない。

窓辺から見える眺めが、カレンダーや写真集の写真のような事実を、僕がまだ把握しきっていないのかもしれない。
・・・去年の今頃、突然、飛び込むように始まった十里木生活だったから。

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