美しい静かな田舎暮らしを考えて
別荘地で中古物件を買い、車なしで暮らす、地球にやさしい生活の軌跡。

十里木での生活で2年目を迎え、今思うこと-人生の航路を描いて願う

8月2日北側浴室からのしっとりとした十里木風景

去年の同じ日、8月2日に十里木 [ じゅうりぎ ] に移り住んでから、一年が経った。
慌ただしい日々の流れに乗せられて、流された来たかのような今日にいるのだけど、ここで少し足を止めて、振り返る。

[1/5]・・ネット環境がある故に成り立つ田舎暮らし
からの続き。



ぼんやり、終の棲家が欲しいと、・・・今考えると、とても稚拙な出発であったけれども・・・考え始めたのが15年前。。。
都市圏を離れての生活がいいのではないだろうかと思い始めたのが、数年前。。。
田舎であるだけではなく、カナダや北米の田舎のような、美しい生活感で過ごせることを願い始めたのが3年前。

不動産物件検索サイトで、毎日、閲覧してみて、結局、詩的な家と敷地の佇まいを感じるサムネール画像をクリックして、詳細ページを開くと、必ずといっていいほど、どこかしらの別荘地の物件になった。

よしっ!もう、これは、別荘地に絞って、家を探そうっ!

こうして、僕たち夫婦は、別荘地で、永住できる物件・・・車なしでも・・・に絞って、検討を始めたのだった。

十里木に検討を切り替えるまで、ずっと山梨県の北杜市・・・そう、全国でも移住者の圧倒的な人気を誇る地域だ・・・で、物件を探していた。
10年ぐらいだろうか、一度、八ヶ岳に妻と旅行に出かけて、ペンションに宿泊したのだけど、その時のあまりにも気持ちよかった周囲の環境に、一発でノックアウトされ、そこでどうやって生活を成り立たせていくかより、もう、まず住みたい物件を探すことに夢中になっていた。

去年のゴールデンウィークが過ぎるまで、これっぽっちも十里木は永住の地になるとは思っていなかったので、急に予想外の土地での生活が、普通に始まって、昨日で1年経ったというのは、本当に驚き意外の何ものでもない。

とにかく、僕たち夫婦が望む景観と住まい、ライフスタイルで、残りの人生を過ごせなければ、人生の意味が無いではないかという思いが最優先で、それ以外は、ともかく、家を購入した後に考えようという、勢いに任せた、乱暴な考えで、迷いもなく、北杜市検討から十里木検討に切り替え、すぐに物件の決定と契約を行い、生活を始めたのだった。

いわゆる、出身地とは別の地方に移り住む、特に都市圏から田舎に移り住むIターンというやつだ。

僕が好きで、今の生活を夢見て、ずっと見続けていたテレビ番組「人生の楽園」などをはじめとして、メディアでは成功例として目にすることがほとんどだけど、実際は、何年も計画して準備して移り住んでも、生活に馴染めず、また戻るか、別の土地へ移る人も多いと思う。

しっかり計画・準備も大切だけど、もうそこに何が何でも移り住みたいという思いの強さ・・・様々な問題をクリアしておくことは、もちろん基本で、それにこしたことはないのだけど、・・・それでも、いろいろな懸念を吹き飛ばすような気持ちの大きさと、そこに見出す人生の意義が、理想の生活に直結すると、僕は思っている。

僕は、終の棲家の眺めの姿が、年々はっきりしてくるに従って、特に3年前ぐらいからは、いつも一日一回は、集中して願い、思いを強める時間を取るようになっていた。

緑、風、水、光の美しい土地で、家族と、身体に抜ける風を感じながら、緑の息吹に包まれるような生活をしている。

そういう、完成形の思いと願いを強め集中する3分を、一日一回は持ったのだった。

3年で叶ったわけだけど、今思えば・・・もっと、もっと繊細に細部を詰めて、条件を高めて、願っておけばよかった。。。
浴というより、人生の偉大なる航路・・グランドラインを大きく描ける自分があるなら、それに比例して、自分の可能性を広げてくれると思うから。

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