美しい静かな田舎暮らしを考えて
別荘地で中古物件を買い、車なしで暮らす、地球にやさしい生活の軌跡。

十里木での生活で2年目を迎え、今思うこと-ネット環境の恩恵

8月2日十里木2周年の今日の敷地

去年の同じ日、8月2日に十里木 [ じゅうりぎ ] に移り住んでから、一年が経った。

早い・・・。
本当にあっという間だった。。。

1周年目の今日は、しっとりとした霧と雨の一日になった。

振り返ってみて、実直な感想を思いつくままに書いてみたいと思う。
また、これからの生活に望むことも。

十里木という、自然そのものの環境の生活で、
車も要らなかった。
テレビも要らなかった。
お酒も要らなかった。
お菓子も要らなかった。

この実に、物質的供給力が薄い田舎で、僕の需要が低かったかというと、そうではなく、むしろ逆だ。

・・・確かに環境が変わったことが転機となって、お酒・・・もともと止めていて、味だけ欲しくてビールテイスト飲料は少し飲んでいたけど・・・のことは、頭から完全に離れ、食事より食べるのが楽だったという理由で、あれだけ買って食べていた、スナックや菓子パンも・・・身体に変調が出てしまったので・・・引っ越して、間もなく止めてしまった。

車は、使う暇がないほど、日々の予定に追われ、そしてコストパフォーマンスが優れるほどの利用機会を生活に持つことは、まだ当分先になるので、買って駐車場に置いても、錆びのエサになるだけだから、購入の予定はない。

テレビは、リフォームで塗装することを考えていることから、何か飛散する作業が終わるまで、大型テレビを気を使って移動したりするのが面倒なので、塗装が終わるまで買わないと、漠然と決めている。
後になればなるほど、高機能で安いテレビが買えるということもあるけど、実は見たい欲求が高まってしょうがなくなったら、いつでも買う予定だったのだけど、生活が始まってみると、まったりソファにくつろいで過ごすという時間が無く、それは同時にテレビも落ち着いて見るという暇がないことを意味した。

しかしテレビはともかく、自然の景観豊かな田舎生活でも、人が生活しようとすれば、必要なものは沢山出てくる。

僕は、このブログの最初に書いたように、ただ田舎生活がしたかったわけではない。
都市圏以外のところが田舎生活できるところだと定義すると、少なくとも日本中、住むところの候補は、莫大なものになる。
その分、選び放題なわけだから、ただ田舎といった単純な印象や、やたら自然の景観を求めての「田舎暮らし」を検討していたのであれば、今住んでいる別荘地など選ばなかった可能性は高い。

僕が都市圏を離れ、田舎暮らしに求めたもの・・・。

それは、単に自然に恵まれていて、購入する家だけが気に入った、という条件での希望ではなく、生活の景観・日常そのものを美しく過ごせること。

つまり、
購入する家が美しい。
家のある敷地が美しい。
敷地を取り巻く自然が美しい。
周囲の建物が美しい。



高望みになってしまうだろうけど、誤解を恐れず端的に言えば、目にするすべてが、ある一定上の美観を持つところで生活したいということが、僕の「田舎暮らし」の条件だった。

購入する家は、ピカピカでコスメチックな艶やかな家電や車が似合う都市圏を印象付ける建築物ではなく、木立の緑の中で、住まう人間とともに、年を経るごとに、豊かなエイジングの味わいを見せる家を望んだ。

敷地は、物件を買ったあと、庭木を植え込んで、死んだぐらいの時にいい枝振りになるより、最初からしっかりした木立として植生のある敷地を望んだ。

しかし、取り巻く自然が、野生そのものであることは、所詮、人が快適に生活するのには適さない。
僕の残りの人生で、サバイバル的な姿勢があまりにも必要な環境下の物件は、したいことをする時間がかなり少なくなってしまうので、ある程度、緑は豊かではあるけど、生活に適したインフラと公共交通機関を備えていて、なおかつ美しいという難しい条件の自然を望んだ。

自分の住いだけを気に入っていても、お隣やご近所の家が、美しい自然に馴染むものでなかったり、また隣の家との距離が狭く、開放感が無かったりするなら、僕はあっさり生活しやすい都市圏で物件を探したと思う。

周囲の家や自然も景観が整ったところで暮らしたいという、贅沢な条件で検討した結果として、自然と別荘地の住宅を望んだ。

しかし、この住む家が美しく、敷地が美しく、取り巻く自然が美しく、周囲の家々が美しいところで、車が無くても生活が成り立つ条件があって、それは、「インターネット環境」がきちんと快適に使えるかどうかにかかっている。

これは昭和の時代には無かった、田舎生活を成り立たせる大きな力だ。

ネット注文で、生活に必要なものがすべてまかなえるので、車で買いに行くことをせずに生活できるようになったことで、田舎の不便さは、各段に少なくなった。
・・・コンビニやカラオケ、居酒屋、おしゃれなお店が無いと暮らせないという人は、根本的なところから、食い違うことになるけど。。。

田舎暮らしでも、忙しいので、たとえ車があったとしても、僕はやっぱり特別、現物を見なくては買えないというもの以外、通販で済ませてしまうだろう。

昼の限られた活動時間に、スーパーまで車で30分、買い物に30分、帰宅のために30分と、合計1時間半を簡単に消費してしまうのは、僕にとって問題だ。

全国的に、田舎暮らしにおいて、車での買い物は、そんなものと言われてしまえば、そうなのだろうけど、それでもネットスーパーが使えるのなら、特別なことが無い限り、実店舗まで車で向かうということはしないであろう僕。

そう、僕の田舎暮らしは、ネットの恩恵にあずかって成り立っている。
しかしネットがすべてという考え方では決してなくて、スピーディに無駄なく可能性の広い商品群から、優れた商品を調べ検討でき、スムーズに住まいに取り入れるメリットを最大限に活用しているだけだ。
そういった点では、ご近所さんより若いこともあって、柔軟な視点から、10年、20年選手の住人より、うまく十里木に活かした製品で生活を楽しめているのかもしれない。

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