美しい静かな田舎暮らしを考えて
別荘地で中古物件を買い、車なしで暮らす、地球にやさしい生活の軌跡。

Burgon&Ball[バーゴン&ボール]の木部は、白木・・・そこを変えたかった。。。

ゴールデンウィーク頃より本格的に始めてしまった、敷地改良作業も、最近、いろいろな予定が日々入ることと、そして右腕を痛めてしまったことで、作業できないでいる。

そんな低調な進み具合が、とてもストレスになっている今日この頃なのだけど、そのくせ、いろいろなガーデニング用品を、去年の暮れから、しっかり揃えていたりする。。。

その揃えているガーデニング用品が活躍しているかと言えば、・・・まったく使っていない。。。

それには理由があって、この住まいの前オーナーが残しておいてくれた・・・というか、ほったらかしで置いてあった、農具があって、それをしっかり使っているからだ。

今、行っている作業は、整地と植生が落ち着いた後の、日々の優雅なガーデニング作業ではなく、その前段階の敷地改良作業という荒仕事なので、イギリス王室御用達ブランドのピカピカのガーデニング用品に、荒っぽい傷を付ける気になれず、前オーナーの農具をありがたく使わせてもらっているわけだ。

この十里木 [ じゅうりぎ ] の敷地で、作業するのに便利だったものを、前オーナーは買って使っていたわけだから、使わせてもらうと、確かにそういう作業用品が便利で、とても役に立つと感じた。

それによって、どういう農具や作業用品を買えばよいのか指針となり、僕は好みのメーカーで、同じようなものを買い揃えていったのだった。

今日は先日購入していた、Burgon&Ball [ バーゴン&ボール ]のレーキ、・・・熊手を、自分の好みに塗装する作業を行った。

十里木仕様のBurgon&Ball [ バーゴン&ボール ]のレーキ

ガーデニング用品や農具を、僕が好きなもので揃えようとすると、どうしてもイギリスのブランドになってしまう。

お気に入りのメインで、購入したいのは、Joseph Bentley [ジョセフベントレー]なのだけど、買いたいものがなかなか販売されていないので、次点でのお気に入りである、同じくイギリスのBurgon&Ball [ バーゴン&ボール ] で、最近はガーデニング用品を揃えるようになった。

それで今日の作業は、バーゴン&ボールの小さな熊手の木製の柄を塗り替えた。
実は、バーゴン&ボールのガーデニング用品は、こうして買う端から、木部を塗り替えている。

バーゴン&ボールの商品ラインナップは、ジョセフベントレーとほとんど同じ・・・他のイギリスブランドであるSpear&Jackson [ スピア&ジャクソン ] もそうだと思うのだけど・・・なので、どちらでもいいと言えばいいのだけど。

ただジョセフベントレーの方が、木部の色が好きなのだ。
あの使い古したようなグレーブラウンが、優雅なイギリスの田舎の時間を印象づけるようで素敵だ。

ほとんど同じような商品ラインナップであるバーゴン&ボールは、形や木部の木の種類は同じなのだけど、色が違い、塗装はしてあっても透明クリアニス塗装だけで、白木の柄となっている。
それでもいいのだけど、最初にジョセフベントレーを手にしてしまうと、どうしても学校のトイレのデッキブラシの柄を思い出してしまうので、ジョセフベントレーから選ぼうとするのだけど、販売されている種類が少なかったり、ちょっと価格が高かったりして、躊躇してしまっていた。

そのうち、木部の塗装が気に入らないなら、バーゴン&ボールの製品を買って、塗装し直しなおして揃えようという考えに行きついた。

それ以来、バーゴン&ボールの商品を買うたびに、今日の作業のように塗り直している。

ジョセフベントレー・スタイルというより、十里木仕様のバーゴン&ボールだ。

それで塗り直すにあたって、どんな塗料をどういう工程で塗るか、いろいろ調べて、塗料を購入したわけだけど、自然と、イギリス・メーカーの塗料とワックスの選択に行きついた。

選択したのは、BRIWAX [ブライワックス] というメーカーのステイン塗料とワックスだ。

作業工程は、次のように行っている。

多分、薄くクリア塗装がかかっていると思われる木部に丁寧に、紙ヤスリをかけた。
ステインの浸みこみ、ワックスの乗りは大切で、この下準備で仕上がりの印象は大きく変わってくる。

その後、Water Based Wood Dye [ウォーターベース ウッド・ダイ] というステイン塗料を塗る。
30分程度で乾くので、もう一度塗って、2度塗りする。

このステイン塗装の段階では、木部の印象は、イマイチで、改悪しているのかと思うほど。

ステイン塗装の2度塗りが終わったら、次はワックスを塗って仕上げて完了。

塗装したBurgon&Ball [ バーゴン&ボール ]の木部の柄

ステインとワックスのカラ―の組み合わせで、仕上がりの色は変わってくる。

僕は、ステインのカラ―でヒュームドオーク、ワックスのカラ―でアンティークパインを選択した。

ジョセフベントレーのグレーブラウンからは、少し離れた印象になってしまったけど、使いこまれた木の印象が表現できたと思っている。

これでガーデニング用品を並べてみると、それなりにプロっぽい農具の印象の空間になる。

デメリットもあって、ワックス塗装なので、雨や水に濡れると、ワックスや場合によっては、ステインも取れ、非常に貧相な色残りの木部になってしまうことだ。

まぁ、これに関しては、雨の日の作業は、基本、しないのでよしとしている。
ワックスを磨き込んでいれば、手の汗程度では、色の変化はないと思う。

これをメリットとして書いてみると、傷がついても、色が薄くなっても、簡単に塗り直せるということだ。

色の固定をしっかりしたものにするのなら、ワックスの代りにクリアニスを塗るわけだ。

しかし僕は、たとえ「マット/艶消し」のニスを選択したとしても、ちょっとしたテカリ感が好きでは無いし、ニスは剥げたり傷がついたりすると、とても質感を汚く感じてしまう。。。

そして、塗り直しも一度ニス全体をヤスリで取って、再塗装しなくてはならず、手間がかかるので、以前から試してみたかったこともあり、「水性ステイン+ワックス」という組み合わせで塗装したのだった。

こうしてジョセフベントレーでなくても、バーゴン&ボールから、好きなガーデニング用品を選択できるようになり、また、ちょっと手を加える作業もあって、物作り感も満足・・・本当は面倒くさがりで、できればしたくないけど・・・させることができた。

こうして、揃えた印象だけは、プロっぽく、ガーデニングショップっぽくなっていくばかりなのだけど、・・・実際、使うのは、前オーナーの農具ばかり。。。

あるものは使わないともったいないということもあるけど、最初の方で書いたように、今、体力ぎりぎりで行っている荒仕事には、・・・どうしても使う気になれない。。。

甘い理想なのだけど、整った美しいガーデンで、妻と、枝を剪定したり、土をならしたりする眺めの中で、揃えたジョセフベントレーやバーゴン&ボールのガーデニング用品を使いたいと思っていたりするわけだ。

この一週間、天気が重い曇りの日が続き、山の天候よろしく急に雨が降ったり止んだりを繰り返して、ガーデニング日和という気分になかなかなれないし、痛めた腕の回復は遅い。。。

ガーデニングのために揃えた用具、D.I.Yのために揃えた工具は、どんどん溜まっていくのだけど、・・・用事と体調不良で手の付けられない日々が続き、一番溜まっているのはストレスだ。

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