美しい静かな田舎暮らしを考えて
別荘地で中古物件を買い、車なしで暮らす、地球にやさしい生活の軌跡。

なんとなく始めた敷地改良作業がどんどん大仕事に・・・・

地産地消で物作り。十里木D.I.Yのスタートか?

十里木 [ じゅうりぎ ] に引っ越して以来、日々の掃除や、メンテナンスばかりで、希望の住いに向けてのリフォームやD.I.Yを始めることができない。

リフォームしたい部分を全面的に取りかえるのなら、話は別だが、汚れはきちんと落して、または補修してリフォームやD.I.Yに臨む姿勢なので、いまだに基本的に建物のメンテナンスが中心の生活を送っている。

僕は、これを「素の建物の磨き出し」と呼んでいる。

汚れたまま、上に塗ったり貼ったりして、隠すようにする、リフォームやD.I.Yは、絶対にしたくないのだ。

なので、リフォームはD.I.Yは、この「素の建物の磨き出し」を終えたところから、始めていくことになる。
もう幾ヵ所か、始められるところは出来たのだけど、・・・・ちっとも始めていない。。。

そのわけは、ゴールデンウィークから、なんとなく始めてしまった敷地入口から玄関までの敷地改良作業が、終わらないからだ。

まず屋内からメンテナンス&リフォームを始める予定であったのに、ポスト回りの下草でうっそうとした佇まいに、郵便配達屋さんに申し訳ない気持ちが続き、また敷地の見栄えを少し気にしてしまったのか、簡単にポスト回りをはじめとする敷地入口から、玄関までのアプローチをきれいにしようと、軽い考えで、草取り程度の敷地整備を始めてしまった。。。

予想では一週間程度で終えて、夢の住いに向けて、屋内の本格的なD.I.Yリフォームを始める予定だったのだけど。。。

始めてみると敷地改良作業が思ったより時間がかかり、またいろいろ気付いたことを手掛けていたりもし、そうする内に、掘り出した土と岩が山になったまま途中で屋内作業へ移行する気にもなれず、今の今まで屋内作業に手を付けられずにいる。

さらに、張り切りすぎて、いきなり短時間で筋肉に負荷をかけたものだから、右腕を痛めてしまった。。。

十里木という高原環境もゴールデンウィークあたりから快い気候となって、身体を動かしたい衝動が押えられなくなり、軽い気持ちで敷地作業を始めて、当初予定していたことは、草抜きと樹木の枝の剪定だけだったから、確かに一週間程度で終えられて、それならば、身体の負担も感じなかっただろう。

作業の途中、草を抜く作業をしながら、芝地へすることを思いつき、ならばもっと深く土をさらい、土壌を改良しなければと考え、深く掘り起こす作業をした。
・・・そうすると、出てくるっ!出てくるっ!溶岩の数々。。。。

そう、ここは富士山二合目。。。
宝永大噴火口を背中にしょった地勢のわが家で、その昔、この一帯を焼き払ったであろう溶岩流の名残りに、僕はクワで、小さな小さな一撃一撃を加えているのだ。

身体を動かす作業が楽しくて、集中した作業から、ふと我に返って見ると、あっという間に、土と溶岩の山。。。。

敷地には、掘り出される溶岩の他に、大きな岩が庭石として設置されているけど、これはほとんどが、家の建築時に庭と前面道路を仕切るものとして、人工的に用意され設置されたものだ。
今では見事に自然に馴染んでいるけど、もうちょっと形がこうだったら、もうちょと位置がここだったらと、目が馴れてくると、そうした蟻のような小さな注文が、気持ちにむくむくと湧き上がってくる。

ウッドデッキの上り口に、・・・これも設置されたものだと思うけど、大きな岩があって、上が結構ゆるっとした曲線だけで、以前から間延びした印象で、もう1つ何か印象として欲しいと思っていた。

無駄にデコラティブに何か、余計な物をつけるようなことはしたくなかったけど、やっぱりそこの印象がぼんやりした感じで、もう少しキリッとした表現が欲しいと思っていたのだ。

そこで、なんとなく敷地の東方で転がっていた溶岩を、なんとなく西側まで転がして持ってきて、この岩の上に、なんとか乗せてみた。

敷地東側から西側へ、半周転がして持ってきた、溶岩を大岩に乗せる。

気に入った。

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