美しい静かな田舎暮らしを考えて
別荘地で中古物件を買い、車なしで暮らす、地球にやさしい生活の軌跡。

昨日の夜から、急激に気温が下がり、妻が神奈川に戻っていったこともあって、室温が急激に下がってしまったのは、もの悲しい気持ちを一層追い立てた。

気温がある程度戻っているかと思って、期待して朝起きると、昨日の夜の室温と変わらず15℃。。。
起きて布団から出たばっかりだからいいようなものの、これは着こまないと、すぐに身体が冷え込むと思ったけど、今日は、免許証更新の準備をすることを予定していたので、寝起きのまま、さっそく準備に取り掛かった。

免許証用の写真を、リビングで自撮りして、パソコンで取り込み、免許証用のサイズにトリミングして、印刷をした。

写真を撮る前に、うすら暗いリビングの窓際で、一番、光が取れて、撮影に適しているところを選ぶと、キッチンで蒸しタオルを作り、顔を温めて、ヒゲを剃った。
ついでに浴室で、シャワーで頭を洗い、気分をしゃんとさせた。

自分ではしゃんとしたつもりでも、身体は寝起きらしく、最初の試し撮りで撮った写真は、表情筋のバランスが悪く、今後、5年ほど見る免許証の写真に相応しい気がしなかった。

引っ越して間もなく、タイミングが悪い話なのだけど、運転免許証の更新案内が、前の住まいに届いて、そのハガキを妻が持ってきてくれていた。
ずーと、何日も、目にする度に眺めて、溜息をついていたんだけど、今日、免許証用の写真を用意しておくことに決めたのだ。
前の更新から、5年。
老けた・・・。めげずに明るくいこう!

せっかく希望の地に越してきたのだからと思い、気分を切り替え、連写10枚撮りの撮影モードを使い、何回かトライして「奇跡の一枚」を期待したのだが、まったく奇跡は起きそうになかった。

表情筋も遅ればせながら目覚めてきたらしいが、今度は寒さでこわばり始めた。
もう、撮ったものの中から写真を印刷しようと、寒さに負けて、デジカメの撮影データをパソコンに取り込んだ。
・・・一番まともそうなものを選んだのだけど、これから5年、自分の免許証に張り付くのかと思うと、ちょっと気分が落ち込む。

とにかく、これで免許証更新のため、用意するものは揃ったので、明日、出かけようと思ったのだけど、夜になって、明日、2つのショップから、荷物が届くお知らせがメールで入り、免許証更新とその他の用事を、明後日に延ばすことにした。

先にきちんと荷物を受け取りたかったということもあるけど、僕にしてみれば、静かな僻地に思えるところに、来ることがわかっている配達の方々に無駄足させたくない。
また、わざわざこちらから配達日を変更する連絡も、今回の引っ越しでたくさんしてきたので、面倒に思えるようになってきている。
だから、明日、素直に荷物を受け取って、明後日、免許証の更新へ行く。

先日の記載 でも書いたのだけど、今、この十里木の住まいでは、「通販ラッシュ」の2期目が、ようやく終わろうとしている。
もうすぐ、やっと、やっと、本格的なセルフ・メンテナンスを開始しようとしていて、それが終わらない間は、あまりインテリアや生活用品を入れないように心掛けてきたのだけど、住む以上は、それでも最低必要限度の物は、どうしても買ってしまう。
シビアな予算組みの中で、計画してまとめて購入していて、今は多くの通販で注文した荷物が届く2期目というような時期の終わりといった状況にある。
明日、2ショップからの荷物が届けば、残りは、あと1ショップ。

ようやく、荷物のお届けが落ち着いて、引っ越して2ヵ月も経って、ようやく本格的なセルフ・メンテナンスを始められるといった次第・・・。

この2ヵ月、別にぼんやりしていたようには思わないのだけど、1期目の通販ラッシュで届いたものを、ある程度、磨いた住居の各部分に配置しながら、いろいろな整理をして、住まいを磨き続けている内に、あっという間に夏が終わってしまっていた。

まず今年の5月まで考えもしたことがなかった土地に、いきなり転居をし、しかもこのブログのテーマの一つとして謳っているように、車なしでの生活なので、ちょっとある物が必要となっても、すぐに「では、車でちょっと買い物に・・・」というわけにはいかない。
ちなみに、使いたいと思っている最寄のスーパーまで、16.5kmの距離がある。

別荘地の物件に住んでいるということで、優雅なことだと感想のお持ちの方がいらっしゃれば、この2ヵ月のことで言えば、軽くサバイブしなければならない状況にあったと僕は思う。
そのへんのことは、また別の機会に詳しく書こうと思う。

今日は、とにかく、初めての土地で初めて迎える季節の一日一日が、どんどん寒くなっているということを書きたいと思う。
今、リフォームの計画もあって、2階建て住まいの1階で過ごしている。
それはもう、引っ越してきて以来、2階を忘れて平屋建てに住んでいるかのごとく、ある意味、2階を忘れたかのように、1階で寝起きして、日々、1階を磨き、届く荷物を配置して、暮らしている。

そんな十里木の地にあっては、盛夏でもぎりぎりエアコンやクーラーがいらない。
避暑地としての別荘地にあって、当たり前の環境なんだけど、購入する前からわかってはいて、予想はしていたのだが、9月に入ると、すぐに肌寒くなった。

季節の変化をじっくり肌で感じたいという、ちょっと詩的な感情もあって、それまで住んでいた神奈川の住まいから、温度計を持ってきていたのだけど、詩的な感情はすぐに吹き飛んで、シビアな現実を見せ、きちんと環境を把握する一つの計器として、温度計は今の生活に欠かせなくなった。

毎日、温度計を見るようになって、わかったことは、23℃を下回ると、僕の場合、Tシャツ一枚では肌寒さを感じるようになるということ。
7月いっぱいまで暮らして、今も妻が住んでいる神奈川の座間の住まいでは、僕は年がら年中、住居の中では、基本的にTシャツ一枚の生活に馴れきっていた。
Tシャツ以上に着込むと腕や首回りに、無駄に布の存在感があると僕は思ってしまい、外出する以外は、腕・首回りにストレスを感じることのないTシャツを着ていることが一番多かったのだ。

そんな僕が、9月に入って、もう厚着を考えなくてはならない状況を迎え、半年後に迎える冬本番の寒さを想像すると、今から身体と心がしびれそうだ・・・。
東北や北海道、または山間地域にお住まいのみなさんからは、何を弱々しいことを言っているんだとお叱りを受けそうだが、今、僕は環境のギャップにあるということで、許して欲しい。
今まで、砂糖ばかりありついていた蟻が、塩しか回りに無い状況になったとしたら、すぐに対応できないということを理解して頂き、適応する時間を与えて頂きたいと思うのだ。

今の住まいは、先に書いたようにセルフ・メンテナンスを終えるまで、出来るだけインテリアを入れないようにしているため、リビングをはじめとする各部屋は、家具は置かれず、がらんとしている。
その眺めが、これまた寒い印象をいやが上でもあげているように思う。

服を着込めばいいのだけど、いままでの季節感では、9月、10月に寒さのために服を着込むことがなかったので、気持ちが拒否している。
馬鹿だとは思うのだけど、今、服を着込んだら、冬どうなってしまうんだという思いがあるのだ。

・・・どうなってしまうも何も、服を着込んで暖房を入れなくては、この地のこの住居では過ごせないのだけど、まだ10月なので、寒さのための何かをしたくないと考えてしまっている過去の僕がいる。

しかし、変な話、服は着込みたくなくても、ひざかけなどは、それでも買う気に必然的になったようで、しっかり電気ひざかけ毛布を通販で購入した僕だった。
フリンジが付いていて、ポンチョのように肩に羽織って、前をゆるく止めることのできるタイプが欲しくて、眠い目をこすり、寒さに身ぶるいしながら、希望の商品を検討し、悩んだ末に、ようやく購入したのだ。

きっと、暖房器具としての物は買いたくないけど、ちょっと季節感を感じさせてくれる、素敵な生活小物としてなら、購入していいと、僕の中では許可が下りるらしい。。。

妻がおしゃれに暖を取れるようにと思って購入した物だけど、今、僕が1人で暮らしながら使っている。
男性には、あまり大きいと言えるサイズではないので、肩にポンチョとして羽織れば、腰から下は寒いままだ。
だけど、使って見て、今は確実に買ってよかった、生き延びれると感じたアイテムになっている。

今、9段階ある暖かさのレベル1か2程度で、寒さをしのいでいるのだけど、怖いのは、冬本番になって、最高レベルでも耐えきれないような環境になってしまったら、どうしようということ・・・。
電気毛布一枚で、この十里木の寒さに対抗しようと、さすがに考えてはいないのだけど、そう思うと、今の時点で、レベル1や2以上の暖かさにレベルを上げられない・・・。上げたくない・・・。
離れて暮らす、妻にそのことを話すと、笑われた。

住居設備には、実は、きちんと灯油で住まい全体を暖めるセントラルヒーティングが付いている。
なんだ、だったら、それを使えばいいではないか、と言われる方もいると思うけど、今から使う必要性があるとして、また冬本番には、どれだけ稼働させれば、快適に過ごせるかという話になるのだけど、この住まいの前オーナーや別荘管理者に聞いた話だと、おいそれ、すぐに作動させる気になれない燃料費が発生しそうなのだ。

この住まいには、ありがたいことにセントラルヒーティング用の灯油タンクが、定住を想定して、240リットル程度の比較的大型なものが設置されている。
しかも夏のタイミングに購入したので、次の冬を迎える前に、前オーナーが灯油タンクをいっぱいにしていたので、今、いっぱいに入っている分の灯油は、無料で使用できる状況にある。
それが聞いた話だと、使い方もあると思うのだけど、1週間とか10日前後で240リットルの灯油を使い切るという・・・。

1リットル80円としても、10日程度で¥19,200・・・。
寒さの前に、この燃料費を考えると、身体が震えてしまう・・・。
だから単純に試運転でいいからと考えても、あまり使う気になれない。
少なくとも、電気毛布や重ね着でしのげる間は・・・。

さらに言ってしまえば、暖炉もついているけど、薪代もけっこう馬鹿にならないだろうと思っている。

北海道、東北地方、長野などにお住まいの方にぜひ教えてほしい。
なるべくコストを抑えながら、冬を過ごすコツがあれば、ぜひ。
切実・・・。