美しい静かな田舎暮らしを考えて
別荘地で中古物件を買い、車なしで暮らす、地球にやさしい生活の軌跡。

十里木は、標高900mに位置する別荘地。
高原の景観に相応しく、住まいの建物を、豊富に樹木が取り囲んでいる。
高原は季節が早いため、敷地の樹木の紅葉もちらほら始まっていて、いよいよ本格的な落ち葉の季節が来ることを予感させる。

十里木の住まいのウッドデッキに降りしきる落ち葉

夏から住みはじめて、最初は窓から眺める樹木に感動して、その気持ちは今も変わらないのだけど、落ち葉の掃除が、そこそこ欠かせない。
ウッドデッキ上だけでも、いつも綺麗にしておきたいと思って、掃除しているのだけど、我が家のウッドデッキは、西側を除いて、ほぼ建物をぐるりと取り囲むように設置されていて、広さが1階の屋内床面積と同じぐらいある。

建物は、築25年の中古物件ということもあり、雨の多いこの地域にあって、ウッドデッキは、藻が付きやすいと思う。
気温が低いので、不思議と外部の木材は腐らないのだけど、ウッドデッキの一部は、滑りやすくなっている。
まだまだ屋内の掃除やメンテナンスがままならない状態にあって、外は、ウッドデッキの落ち葉掃除が精いっぱいということが正直なところ。

住みはじめて2ヵ月。
いつもきれいに過ごしたいのは当然。

おしゃれな箒を買って、落ち葉が気になる度に、掃除はしているものの、やっぱり30分近くはかかってしまう。

もっと素早く綺麗に落ち葉やちょっとしたゴミを掃除する方法はないかと思い、「落ち葉、掃除」をキーワードに調べてみると、「ブロアバキューム」なる物にたどり着いた。

それで早速、性能はもとより、別荘地にふさわしい、あまり攻撃的ではないデザインとカラーの製品を購入しようと、いろいろ製品の検討をしたのだけど、そのうちこのブロアバキュームが作動中に出す音が、先回りした考えの中で気になってきた。

そういえば、隣の建物は、管理会社が一度、落ち葉掃除にきていたことがあり、その際、多分、このブロアバキュームというものを使って掃除をしていたと思う。
その時、作業は10分程度で、あっさりとした掃除なんだなと思ったけど、けっこう作動音がしていたことを思い出した。

自分が使う側だと気にしないかもしれないが、もし、お隣さんが毎日、ブロアバキュームを使ったことを考えると、僕は気にならないだろうかと想像してみる・・・。

気になる。・・・そしてこの静かな環境に、あの作業音は似つかわしくない。

ということで、ブロアバキュームの購入は取りやめることにして、ちょっぴり節約になった。

そして、今になって気が付いたのだけど、この地域で、ブロアバキュームを使っている世帯が一軒も無いことに、感謝した。

しかし、落ち葉掃除に時間がかかるという問題は、未解決のまま・・・。
ダイソンあたりが、掃除機ぐらいの作動音で、屋内用だけではなく、屋外用の掃除機を製品化してくれないだろうか。
そのまま屋内用掃除機を使うという手もあるが、ざらざらしたアスファルトや砂利で掃除機の接地面が傷だらけになるし、そもそも、ある程度かさばる量のある落ち葉やゴミを、掃除機内に一度では収容しきれないだろう。
・・・それに、屋内用掃除機を持って、外で掃除している姿も何だし。。。

そんなことを考えながら、やっぱり箒での掃き掃除は、豊かに季節を感じる時間ととらえて、気に入って買った木柄の箒で、掃除を続けることにした。