まぐあい | 巡禮記(じゅんれいき)

巡禮記(じゅんれいき)

聖地先達がお届けする満たされるくらし

 

それは溶けそうでいても、
皮膚を突き破って血を交じり合わせるわけではない。
炎と水が混じると、水は乾き、炎は消えるから。
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そうやってふたりは、
信頼でしか支えあうことのできない関係を誓い、
交雑しないオンリーワン同士の寄り添いを
果てしなく重ねてゆく。
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激しい男の炎と、ゆるやかなオンナの水が寄り添い、
お互いが帯のようにからみあう交錯を繰り返す。
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結んではほどき、もつれては解くことをくりかえし、
やがて、ふたりにしかわからない
結び目を見つけあう。
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程なくふたりは、
その結び目の行く先を確認し合い、
意識をカラダもろとも ゆだねあい、
寄り添ったらせんを描きながら
はるか天を目指して昇ってゆき、
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その逆の結び目を、
大地の深くに降ろす。
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ふたりのカラダは交雑しないまま深く結ばれて、
天と地の 串刺しとなる。
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まぐあいって、完全にまじりあわないで
紙一重でらせんを描きながら交錯しあう
炎と水の状態を言う。
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永く、愛おしく
そうあるために。
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強い男と賢い女が
その子孫を残すために
太古から神に祈り
仏に縁を請うた。
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そうやって私たちは生まれ
世を引き継ぐ。
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田中一人

 

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