なぜ、どうして、、そんな思いばかりが、頭の中を一気に駆け巡ったあとは、ただの真っ白な思考回路。
結局感情論ばかりになってしまうのは、やっぱり連鎖的に思い出してしまうからで。


バレーボールNEC男子、廃部検討 』 --スポニチアネックス


まるじゅんさんから、ニュース元を教えて頂きました。
エイプリルフールにはまだ早いよ、と言いたかった。冗談でしょ!と、大声でわめきたかった。
何よりも、覚えるのは悲しみよりも怒り。
なぜ、またあの時のような思いを、選手にもファンにもさせなくてはならないのか!!


全日本候補メンバー発表があったのが昨日、その翌日にこの発表はないでしょう。
本人達には全日本候補の通達はあったとしても、今回の件についての通達がいつ行われたのかは定かではありません。(化成の時は入れ替え戦に勝利して、帰ってきた日の通達だったけど…あれはあのタイミングしか時期的に仕方なかったんだろうし)
来季の選手登録の締め切りを考慮したのかすら分からない、ましてや3日後に入れ替え戦が控えているのに!

もしこの発表よりも先にチームへ届いていたのなら、その中でリーグを戦いきった選手達の心境はどんなものだったんでしょう。金子くんの涙には、まさか試合に負けた悔しさ以外の意味も込められていた?



NECが今季のメンバー編成にいたるまで、たくさんの人が抜けて、そして同じくらいに新しく選手が加入しました。
コートの中のNECは世代交代とも言えるべき面々ばかり。
近年低迷を続けていたNECにとっては、まさに今季こそが勝負の年の始まりだったと、誰もが思っていたはずです。
そのためにあのベテラン勢を一気に切ったのでは無かったの?
それなのに、この1年でもう無理なところまで来てしまったんですか?


今や不況の波に煽られ、どのチームだって存続に必死な現状がそこにはあります。
でも、あの時…いや、それ以前から、もうこんな結末を各チームに迎えさせないためにも、何かしら努力や改正は必要だったんですよね。


それを実現出来なかったからこそ、戦績以外の面からもバレーボールというスポーツが削られていっている。
全日本の愛称募集とか言ってる場合じゃないよ。

いつだってギリギリのところで凌いでは、また結局元に戻って。

バレーボールを普及させるべき存在の協会も、企業との関係も、私達ファンのスタイルも変わらないから、同じことが何度も起きる。もう嫌だ。
具体策が見つけられない自分も、同じくらいに嫌だけど。



何よりも一番恐れているのは、慎治くんが二度目の廃部を経験してしまうこと。
旭化成で手放すことになってしまったチームとの未来を、新しく選んだこの場所で、今度は最後までやり遂げて欲しいと、今でもずっとずっと思っています。
自分の意志で現役引退を決めれるくらい、慎治くんにはみんなの分までバレーを続けて欲しくて。
新しい自分に挑戦して、成長していく慎治くんをずっと見ていたい、そう思って応援していました。


だけど、今回の結果次第では、慎治くんはここでバレーを辞めてしまいそうな気がします。
そんなの、絶対に嫌だ。もうこれ以上、応援している選手に辛い思いはして欲しくない!


脇戸さんが勇退されてから、慎治くんは自分以上に管くんやチームのことを考えなくてはいけなくなって。
それなのに調子は上がらない、試合に出てもなかなか勝利に結びつかない。
負け数ばかりがどんどん積み重なっていく辛さを、慎治くんは知っています。

だからこそ、化成でスエさんやマルさん、克幸兄さんに熊谷さん、そして真鍋くんにしてもらってたことを思い出して、自分が今度は引き上げる側になるために、それでも進んでいかなきゃいけない。
それでも慎治くんの無理した笑顔は分かりやすいんでね…もうホントに見たくないんですよ。



私に出来ることは、大なり小なり何でもしたい。
確実な行動は無いでしょうけど、次に繋がる思いの糸を、少しでも良いから広げたい。