この記事は、書くべきかどうか、迷っておりました。

しかし、朝からテレビで、生前整理というテーマが流れていたこと、

エンジェルカラーカードに聞くと、損得なしなら、書いていいという返事がもらえたので、

書くことにしました。


タイミングが大事である。
決めておいてもらいたい。

これが、言いたいことです。

先日、体調不良を感じ、入院してきた患者さん。酸素を吸って、それなりに落ち着いてましたが、夕方に酸素の量が一気に増え、ICUに入りました。状態は安定したかのように見え、朝までなんとかもってねという気持ちで、私は看ておりました。

朝方、身体のそれぞれの臓器たちが限界にきたのでしょう。血圧が下がり始め、家族を呼びました。

先生から、治療をするなら、助けたいなら、人工呼吸器をつけて、透析を回していきます。ただ、年齢もあるし、絶対に助かるとはいえません。と、話がありました。
まずは、患者さんに面会してもらい、答えをもらいましょうとなりました。

患者さんは、家族の声かけに、返事をしました。その時は、まだ意識がありましたが、もう見るからにイッパイイッパイの状態でした。

ベットサイドで、どうするか?という話し合いが始まりました。

私はえ??となりました。一刻を争う状態なのに、今??と。そして、話し合いが終わったのかなんなのかわからず、思わず先生に、何待ちですか??と聞きました。
すると、家族の返事待ちと。

イヤイヤ、待ってられんでしょ??
思わずでしゃばって、「早く決めないと、助けられるものも助けられなくなります!早く返事をください。」と言ってしまいました。

その言葉に家族の人たちはビクッとなり、助かるかもしれないならお願いしますと返事が。

でも、、時既に遅し。人工呼吸器をつけて、心臓マッサージまでしましたが、帰ってくることはありませんでした。

もう、おわかりですかね??
私が伝えたかったこと。

あの時すぐに返事をしていたら、違う結果があったかも。と、私たち医療者だけでなく、家族もそう思ったと思います。これが、残された人間が後悔というものを持つことになります。一生持ち続ける後悔です。


だから、いつもあたしは最期をどうしたいか、自分の立場と家族の立場で考えて下さいと言っているのです。

それが寿命

と思える人はどのくらいいるでしょうね。

自分たちが決めていたら、、、

と思う人がほとんどだと思います。


答えは変わってもいいのです。でも、、

どうしたいのかをある程度決めておく、

家族間でもめることのないようにしておく、

ことは、とても大事だと思います。





そして、向こうで、この景色の中で、再会したいですよね。


この記事を読んで、なにか感じた、苦しくなった方、魂が答えてくれると思います。