いろいろと考えたり、感じたりしましたでしょうか?

現代社会では、物的なものにしかエネルギーを使ってきませんでした。
仕方のないコトです。終戦後から、必死に働いてきた日本です。物欲になるのも仕方ありません。悔しい思いをしてきたわけですから。

でも、そろそろ次のステージですね。

みなさんもお分かりかと…

世の中の歪


長生きを追求するあまり、認知症が重くのしかかっています。
体的な延命は随分研究されてきました。そして、実際延命治療はなされています。

しかし、頭が、心がついていかないのです。
認知症は病気です。
でも、発症のきっかけって、あたしはストレスだと思います。

どんな?

病気が治らない
施設に入れられる
捨てられる
怖い
助けてなど

という思いから、自分を守ろうとするスイッチが入るのです。

なんで入院したらボケが進むの?と家族の方がいいますが、当たり前です。

病気と診断され、不安で、家族はなかなか来てくれず、捨てられたのかと思い、病気が治るのかという不安もあり、白い壁にベッドに一日中寝て、楽しいことも好きなこともできず、ただただ、時が過ぎていく。おかしくなる前に防御反応が起こるのです。

今の社会、家で看取る、こんなことは理想論です。

でも、このブログを見た方は、こういう思いで患者さんたちは病院で過ごしているということを理解してください。
理解した上で、あなたができることは何かを一生懸命考えてください。

あなたがしたことは、後で自分に返ってきます。必ずです。

患者さんが家に帰りたいと言った時、どうか、努力してみてください。

あなたの愛を必要としているのは誰でもない、患者さん=家族です。