”女”と「今、ここ」。 | 12か月(ジュウニカツキ)原澤佐知子の日々

12か月(ジュウニカツキ)原澤佐知子の日々

いま、ここに寄り添う

心と言葉。

人間(ひと)が好き。
人間にとって人間との関わりこそすべて。

 
 
だって、女には、一日一日が全部ですもの。男とちがう。死後も考えない。思索も、無い。一刻一刻の、美しさの完成だけを願って居ります。生活を、生活の感触を、溺愛いたします。女が、お茶碗や、きれいな柄の着物を愛するのは、それだけが、ほんとうの生き甲斐だからでございます。刻々の動きが、それがそのまま生きていることの目的なのです。他に何が要りましょう。
 
 
  『皮膚と心』 太宰治
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私のお腹の底にある想いを代わりに述べてくれているようで、読む度、心で静かに頷くのです
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
美しい一日を・・・