皆様お元気でしょうか

泥息子母です

 

本日は

親元離れて子供を浪人させる事について

 

このブログを

以前から読んでいただいている方は、ご存知の通り

兄は現役では、私立も国公立も医学部全落ちして

自宅のある関西から遠く離れた

関東地方の叔父まあ君のところで、浪人していました

 

都会の塾へ通うのが難しく

下宿せざるを得ない場所に住んでいるならまだしも

自宅は関西都会のど真ん中

通える距離に医専含め予備校が沢山あるのに

遠く離れた関東の叔父の所から浪人させている事を話すと

ええっ??信じられない!!何で??

というリアクションで返されることが何度かありました

そんな時は

すごく気に入った予備校が、叔父の近くの関東にみつかったので、、

と言い訳していましたが(ウソではない)

本音は

兄も母親であるわたくしもお互いの存在ががしんどくて

離れた方がいいかもしれない、、と思ったことが大きいです

 

兄の母親として18年間一緒に彼と生活して

比較的良好な親子関係だったのではないか、、と勝手に思っていました

陰キャ代表の弟泥息子と違い

明るい優等生キャラの兄とは、コミュニケーションも取りやすく

楽しく中高一貫生活を送っており

まさか医学部目指した途端に

こんな転がり落ちる様な

涙涙の受験生活が、待っているとは思いませんでした

模試は受けても受けてもE判定連打

打ちのめされた兄は精神的に不安定になり

わたくしは兄のダメなところばかり目について

最初は何やってんだと怒り

兄の過食嘔吐が発覚した後は

気をつかって、腫れ物触る様な扱いしか出来ませんでした

 

こんな塾どうだろう、こんな参考書どうかしらと

色々わたくしが考え奔走しても

成績は一向に上がらず、合格が見えてこない

自分が頑張っても、なんともならないもどかしさ

(自分の大学受験なんて、兄に比べれば全然辛くなかったです)

子供が泣いて辛い思いをしているのに

何もできないやるせなさ

必死に兄のためにやろうとすればするほど

からまわりしている感じでした

多分、今思えば

自分の受験で、あれこれ騒ぎたてる母親は

兄からみたらかなり鬱陶しかったろうな、、と思います

 

嫌な言い方をすれば

まあ君のところに自分が不安定な状態にしてしまった我が子を

放り投げてしまった形になりましたが

うちに限っていえば

この親子離れて浪人した事が、良い方向に転がりました

 

兄が関東にいった直後は

仕事から帰り急いで車走らせた夜の塾の迎えもなくなり、時間に余裕できましたが

とてつもなく寂しい

自宅の兄の部屋のドアを見ると、色々思い出してしまい

ぎゅっと胸が締め付けられる日々が続きましたが

しばらくして

兄を心配しようにも何も視界に入らない、情報も入らない生活が続くと

少し楽になり、砂を噛むようだったご飯の味がするようになってきました

もちろん浪人する兄を、全く忘れることなどできるはずもなく

物欲はゼロで欲しいものはたった一つ、兄の合格だけ、、

の状態がずっと続いてはいました

ただ、毎日忙しく働いていれば

よく知っている親戚の子の受験、ぐらいの立ち位置で

キリキリせず、一歩下がって兄を応援することができたのです

 

まあ君は兄に

俺は、お前のお母さん(わたくし)ほどお前のこと優先しない

俺には俺の生活がある

居候する身なんだから、きちんとルールは守ってもらう、と

いくつか約束事を決めて

それを破ったら、速攻で関西に帰ってもらう

と宣言していました

以前、わたくしが兄の塾に車で迎えに行っても平気で待たせて

何時になるかの連絡もない、、と愚痴ブログでお話ししましたが

まあ君は、帰宅時間をメールで必ず連絡するよう厳命し

兄も毎日それを守っていたようです(やればできるんか!!)

わたくしは、兄のストレスや勉強妨げになってはいけないと

言いたいことも言わずに

勉強以外の生活態度には目をつぶっていましたが

まあ君はそこまで兄に気を使わず

生活態度(布団綺麗にしまえとか、、)にもズバズバもの申していたようで

兄も、自宅にいる時より一定の礼節もって生活できていたようです

 

こんな親元離れての浪人、是非あなたのお子様にもオススメです!!

、、なんてことはよう言いません

浪人生はただでさえ勉強ストレスが強い時期なので

居心地のよい家庭で

暖かなサポートできるご両親であれば

自宅で支えるのがベスト

わざわざお金かけて、遠方下宿させる必要もないです

ただうちのように

わたくしのような毒親が騒ぎ立て

かなりこじれた受験になってしまった場合

親子離れて

友人関係も塾も住む場所も

すっぱりリニューアルして心機一転して浪人したのが

いい手だったのかもしれないと思っています

 

うちが、親元離れてもよかったポイントが、いくつかあり

まあ君という大人が、親代わりに生活をサポートしてくれた事

ぼろぼろ医専という、出来が良くない兄レベルにピッタリの塾にめぐりあえた事

この2つが大きかったと思います

ぼろぼろ医専では、兄同様に親元離れ

数人で近くのマンション借り生活していた男子がおり

最初はお互い励まし、わいわい楽しそうにしていたそうですが

やはり子供だけで監視する大人がいないと

主に食生活、起床睡眠時間が乱れ

あまりよい受験結果にはつながらなかったようです

 

YES高須クリニックの高須先生の彼女で有名な

西原理恵子さんの書かれている、毎日かあさんという漫画のラストで

西原さんのお子さんが、高校卒業し親元離れられる時

『子育て終わり、お母さん卒業、各自解散!!』という

名ゼリフがあります

 

うちは、弟泥息子の大学受験が控えており

(神さまお願い、、、ヤツも医学部行きたいとか言いませんように、、)

まだ全員解散とはいきませんが

高校卒業した子供には

お金は出すけど、必要以上に心配したり干渉したりせず

普段はバラバラで楽しくやって、たまに集合、、ぐらいが

ちょうどいい距離感かもしれないな、と最近思うようになりました

 

ただ、各自解散!!なんてカッコつけ

年老いたわたくしや夫の介護でお世話になるため

再度集合お願いします、、と子供に頼むようではカッコ悪い

あくまで理想で、現実はそうもいかないのは承知ですが

聖路加の故日野原先生のように

健康寿命伸ばし

できれば死ぬ直前まで

無理なら人様に迷惑かけないところまで

雨の日も風の日も働いて、働いて、働いて、働いて

あー、、疲れた、、よう働いたわー、、とつぶやきながら

親元離れ、遠くで頑張っている子供を思いつつ

静かに枯れて死んで行けたら

そう願う、今日この頃です

 

それでは、本日はここまで

 

親元離れて浪人する受験生に幸あれ