　少し前に、元パリピお母さん教育狂人になりやすい？　という説をブログで書きましたところ、かなり方々からリアクションを頂きました。中々の同意率の高さかと(笑)

　その心理の裏には、基本的に比較の原理が働いているように思います。

・自分は大したことない学歴、能力だから子供くらいは……

・自分の判断に自信が持てない。なにかとうまくやってきてしまった（だから我が子では不安）

・周りも同じような感じの家庭が多いので、マウントを取ろうと「意識せずに」してしまう

・ただマウントの材料が、子供の塾や受かった学校、進学した大学、などしかない

　といった所です。お母様としては近所付き合いの中でこうなっていくのは仕方がない部分はあると思います。それで、お子さんの受験などに一生懸命になれるなら、悪い面ばかりではないでしょう。

　問題は、

・それが本当に大事なのか、我が子にあっているのか

　を考慮しないまま、親御さんも不安なまま、突き進んでやたらとお金も時間を使っていることです。

　親御さんも自考モードになっていただくことが、子育てでも重要そうです。（本、買ってね）

　このブログでもよく言ってますが、この受験のフォローで親御さんの方が病んで心療内科に通うようになったり、身体を壊したりする例が本当にあります。その９割が某関東系最大大手塾であるとの現実もあり、冷静になって頂きたい所です。

　とはいっても、その基準がないと安心できないことと思います。

　今日はプロとして子育ての中間達成像ならびに基準をお示ししてみたいと思います。どうぞこれを基準に「安心して」日々をお過ごし下さい。不安になっても、お子さんにマイナスこそあれ、プラスはありません。

＜中学受験での基準＞

　→小3の終わり頃に

・四則演算の基本的な速さ（百ます計算引き算で3分台以上、公文ではF相当）

・ハリポタ程度の読書ができる

・身体の強さ（あんまり風邪ひかない、年1から2回くらい）

・できる宿題、課題などでは、親がとくに言わなくても自分からする状態（自走状態）

　のような状態になっていれば、例えサピや浜学園でも中の上でスタートは切れます。（大手塾でなければ、ここまででなくてもそこそこで行けますが、今の中学受験の過酷さはこの辺にもあります）中学受験をさせたいなら、ここを自分のお子さんがいかに達成するか、それだけを考えてくださればよいと思います。このうち、2要素だけでも達成するよう頑張ってみましょう。

　これは、各人によって遺伝的な要素、環境的な要素、興味の方向などがバラバラで、さらに発育のスピードも違いますから、我が子はどうなのか、を見て置く必要があり、さすがにそれは他人では難しいです。プロとしては、客観的な意見は言えますが、親以上に我が子がわかっている人間などいないものです。

　だから、親にも自考モードがいる、と僕は考えます。どっかの有名な先生やブログの言うことをうのみにしているだけでは難しいです。（えー、このブログもー）考えませんと。

　いくら早く公文をやって、小1からサピに通ったとしても、この状態になれていなければ、小5の中頃には失速していることでしょう。また、英会話なども隆盛していますが、特に都心部では変な風潮になっていることを感じます。行かせりゃいいってもんではありません。下記に大学受験での基準も示しますので、参考になさってください。

　さて、小4で上のクラスでスタートが切れたとしても、読解力が伴わない場合はクラスがどんどん下がっていきます。その際に余計に必死になっていくと思いますが、そこで思い出してほしいのは、

・子供に受験の意義や親の願いを伝えておき

・子供の受験にシフトさせていく

　ことが大事だということです。子供が我が事として受験を捉えられていれば、その挫折も財産になりますし、そもそも成績もあがりやすいです。本番にも強いですしね。ここを親が主導して、相変わらず幼児教育のような感じでいってしまう御家庭が多いです。もちろん、子供は自我を持ち始めますから、相克も大きくなります。

　見ていますと、親が子供一人でもできることに次々と口を出して、従わないと親が叱責する荒れ狂う、というパターンが多いです。

これでは、

・子供はロボット人間になる

　ことが懸念されます。よく、私立小などでは親の言うことも先生の言うこともホイホイきく、「良い子」が居ますが、これは程度によっては「はじまってるな」と思えることも多いです。

　そのような子は単に、自分の要求やこだわりを表現すると周りから激しい抵抗（叱責、激しい反対、体のいい言いくるめ）にあうため、子供は「大人しくしておくのが楽、得」との判断をしているだけかもしれません。

　その連続でいつの間にか、ロボットのように親の言うことに反射的に従ったり（大きくなったら時に）反発するだけのロボットのようになります。

　そのような子の特徴としては、

・何事においても親に訊きに行く

　ことが挙げられます。

　これしていいの？　遊んでいい？　あれやっていい？　今日どこやる？　などいちいち訊き始めたら、これは過去の激しい𠮟責などで親が感情をぶつけた結果だと思いましょう。それ自体は仕方のないことであり、（親が）反省すればよいことですから、良い関係に踏み出していただければと思います。

　子供たちをロボット人間にするのは、日本にとっても良いことには思えません。

　それでは、前向きに勉強している同じ才能の子には負けます。成績も下がって、親の願いからはますます遠ざかっていくわけです。

＜大学受験＞

・なりたいもの方向性を、漠然とでも決めれる（学部などの決定）

・中3から高1で数学1Aを青チャートの標準程度くらいならこなせる

・高1いっぱいで英検2級程度の英語力

・年に10冊以上の読書（ラノベは不可）

　のような状態が高1までにあれば、中高一貫校なら国立が狙えます。不得意なものがあっても、そこから克服すればよいです。

　英語も大学受験のことを考えると、最も効率がよく生かせるのは高1から高2で2級、最近は準1級もとりやすくなったので、高2から高3で準１がとれれば、大学受験ではよい復習のタイミングになり、能力も身に付きやすく国公立大が狙いやすいです。真に効率が良いです。

　やたらと英語塾や英会話などにいかせるパターンが多いようですが、本当にしゃべらせたいなら海外に行くしかないと僕は思います。小学生で英検やTOEICなどで高得点をとっても、子供は身に付くのも速い分、あっという間に忘れていきます。マイナスにはなりませんが、また高校では大学受験用の勉強をせねばならないでしょう。

　また、本当に大事なのは

・母国語での思考の組み方、論述力、深い思考の構築

　であり、英語も日本語も二刀流でやると、タイミングによっては両方中途半端になっている現象をよく確認しています。

　中学受験を志すなら、思考力の構築の方が大事ですから、英語は邪魔にすらなるとはっきり言って思います。

　中学受験でしっかり思考力を磨いた子が中学で英語に触れ、1年やそこらであっという間に英語自慢君たちを抜き去っていく現象もたくさん見てきています。

　まあ、僕も小3くらいまで英会話をやっていましたが、本当に遊び程度で（実際遊んでたｗ）おかんに切れられて辞めさせられました。まあ、良いタイミングだったのかもしれません。

　何かと不安にばかりさせてくるのが受験産業であり、僕もその一端を担ってしまっている自覚はあります。ですから、せめてこのように、安心の材料はおいておきたいと思います。また、「○○なら大丈夫」という言い方を、今後もしていきたいと思います。

　安心感を得ることが、現代では難しいと思いますが、「ある」人間は面白いほど成功しているように思います。どうやったら安心できるのか、を各自徹して考えてみるのもよいのではないでしょうか。

　「私は最善を尽くした」と心の芯から思えれば、あるいは安心感ももてる、と僕は自分の受験や貧乏経験からも思っています。また、見えないお陰様を感じていくことも大事に思います。

　もちろん、努力行動なしでは、不安ばかりがつのっていくことでしょう。10代から20代で心労を尽くし、努力した経験が詰めれば、意外と何があっても肝は座ってくるものです。

　また、子供に関しては、良い意味での諦観も大事に思います。

　おおらかに、行きましょう。

　いつも読んでくださってありがとうございます。

おススメ読書タイトル１００、問題集など　https://ameblo.jp/jyukuko/entry-12589194343.html

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お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか？　迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間から２週間の間に必ず返信は行いますので、２週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。ドコモなどのキャリアメールではこちらからの返信が届かない場合があるようです。

また、現在、かつてないほどの多忙につき、やや返信が遅れ気味になっております。同時に複数のメールをやり取りしていますので、紛れてわからなくなる場合もあります。返信が滞っている場合は、かまいませんので催促してください。

できれば相談内容などは短めでお願いいたします。１件のメールに、１時間近くかけて返信することも多いので、そのあたりをご配慮ください。

また、アメブロのメッセージは返信しません。できればヤフーのメールでお願いいたします。

はじめての場合やコンサルの場合、前日に必ず確認のリマインドメールを送っております。当日の朝になってもメールが届かない場合は、お手数ですが確認のメールをよろしくお願いいたします。

５年生以下（指導は原則小4以上、それ以下は基本コンサルでお願いいたします）や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。（九州や群馬、熊谷、栃木、茨城、大阪吹田、奈良、兵庫明石市近辺、京都、静岡、熱海、名古屋などもありました。もちろん、オンラインでも可）

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＜追記＞

この度、僕がベース軍師として加入している戦国バトルメタルバンド『Allegiance Reign』の初MV＠小田原城

是非ご覧になってください。僕は烏帽子かぶってるのが僕です。

◆ＭＶ
https://youtu.be/tI4YvWd8sz0

また、初のフルアルバム『ＥｉＥｉＯ』が発売となりました。ブログでお世話になってっし、応援してやるか、という方は是非お願いいたします。この売上で、今後の僕らの流れも変わりますm(__)m

また、各種サブスクでも聞けるようになりましたのでよろしくお願いいたします。

Amazon

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