この夏、様々なジェネレーションギャップに驚いた中受マスター。

例えば、とある中学年の小学生。

公開では100傑常連で10傑に入ることもある子ですが、『サザエさん』を知らないと言われました。

うっそ~~~ん!!

「え?知らん?見たことない?主人公がサザエさんで、弟にカツオがおって、etc.etc.」

「あ~、なんか聞いたことはあるかも」

色々な子に話の例えとして、授業時によく使うサザエさん。

国民的漫画・アニメであり、作者の長谷川町子先生は、女性としては故・美空ひばりさんに続く国民栄誉賞を受賞されています。

認知度の高さはドラえもんと双璧だと思いますし、学校や塾の先生が国語や社会の授業で例えることもあるでしょう。

 

他にも認知度の高い作品として、ジブリ関連の名作群が挙げられます。

その大半がヒット作であり、今も世界中で多くの人に愛されている作品ばかりです。

しかし、その作品を知らない、見たことがない、見たことはあるけれど遠足のバスの中だったので途中まで、など、知らない子がいたります。

まあ、それが悪いわけではないのですが、「なんだかな~」と少し寂しく思うのは私だけでしょうか?

私などはジブリの映画が始まると、今でもワクワクしますけどね。

何度も観ているにもかかわらずです。

 

昨日も金曜ロードショーで『となりのトトロ』をやっていましたね。

例にもれず私も鑑賞していました。

何度観ても面白いな~と思うのですが、どうでしょうか?

しっかり者のサツキと、明朗快活で素直なメイ、良いじゃないですか~。

あの作品を見ていてウンウンと頷きながら、音楽と背景の美しさに思わず涙ぐむのは、私がオッサンになったせいでしょうか?

時代背景もあり、あそこまで田舎ではありませんが、小学校低学年から中学年のころ、私も似たような田舎で一時期過ごしたことがあります。
それが愛媛県の今治市です。

大人になってから何度かツーリングで訪れていて、今では中心部周辺にはマンションが多く道路などの開発も進んだため変わってはいますが、バイパスを越えると相変わらず田んぼや畑も多いです。

そんな田んぼや畑、川や海などで走り回っていたのですが、よく親や先生に怒られるようなこともしていました。

トトロに出てくるカンタみたいなタイプだったかもしれません。

ツーリングをする際に、好んで田舎を走りたがるのは、やはり私のアイデンティティが田舎で養われたせいかもしれませんね。

 

来週は『天空の城ラピュタ』が放映されるそうです。

私が初めて観たジブリ映画がこれです。

今治にいたころ隣に住んでいた女の子に、ビデオカセットを借りて観たのが初めてで、今でもあの衝撃を鮮明に覚えています。

当時、感動して必死で伝説のまじないを覚えましたね。

「リテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール」

あと、よく真似をしていたセリフがあります。

それはムスカ大佐の「はっはっは、どこへ行こうというのかねー」というやつです。

鬼ごっことか高鬼とかしている時に、割りとみんな言っていたような気がしますね。

ラピュタも、他の作品同様何回も観ているので、もうセリフまで覚えてしまっています。

でも観てしまうんですよね~。

少年少女が数々の困難を乗り越える、その冒険ロマンというか、ストーリーが胸を高鳴らせますからね。

ああいう冒険がしたい!と、世の諸兄は思うのではないでしょうか。

そう、だから私などツーリングで山々の頂上を走ったり、島国の端を巡ったり、絶景を求めているのかもしれませんね。

 

よく生徒たちの年代の頃の自分はどうだっただろうか?と考えます。

まあ、今自分が見させてもらっている子たちよりも、勉強はしていませんでしたね。

低学年~中学年を田舎で育ったということもありますが、そんな意識は無かったと思います。

テレビ大好き世代ですから、それなりに勉強もしましたが、アニメも見ていましたし、お笑いも見ていました。

それを考えると、今の子は凄いな~とか、ゴッツいことをやってんな~と、しみじみ思うこともあります。

これも時代の違いだと言えば、そうなのかもしれませんが、中学受験のレベルは年々上がっています。

有名なアニメや映画を知らなくても仕方がない・・・というとちょっと寂しい感じがしますね。

 

 

●○心情の機微○●

 

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