むか～しむかし、いや昨年、ある某最難関校で、修学旅行が行われました。
修学旅行というと、私立では海外旅行に行くことが当たり前になった昨今。
生徒たちは心を躍らせながら、学校に集合し空港へ向かいます。
修学旅行ですから、大きなキャリーケースにたくさんの着替えや必需品を詰めます。
普通は身につけけているものだとは思いますが、中にはしおりやパスポート、お金などをケースに入れている子もいるようです。
「よーし、じゃあしおりを出して、パスポートも用意しとけよ～」
などと先生が言ったようです。
すると一人の生徒が、先生を呼ぶ声がします。
「せんせ～い、ケースが開きませ～～ん」
「なんでやねん！自分のケースやろ！？」
と言いつつ、先生はピーンときたそうです。
「はっは～ん、こいつ、親に荷造りさせやがったな！！」と。
先生たちは保護者に電話をし、事なきを得たようです。
しかし、この電話を受けた保護者、また周りの生徒たちから好奇の目で見られる本人は、どのような心境だったでしょうか？
想像に難く無いですね。
この件があったためか、翌年、この時の対応をした先生は、次の学年の生徒たちの前でこの件の話をしながらこう言ったそうです。
「お前たちは、こんな恥ずかしいことにならんようにせーよ！」と。
しかし、生徒たちは苦笑いをしながら、他人事のように聞いていたそうです。
怖いですね～、怖いですね～。
また同じことが起こりそうですね～。
中３にもなって、自分のことが出来ないことが、どれだけ保護者の負担になるでしょうか。
誰の責任？
もちろん本人が悪いですが、そう育てた保護者に責任が無いと言い切れますか？
当ブログでも何度も書いていますが、自分のことは自分でさせましょう。
失敗したら自分で責任を取ってもらい、恥ずかしい思いもさせましょう。
でないと、成長しません。
大切なところで同じ失敗を繰り返していまいます。
脱いだら脱ぎっぱなし、食べたら食べっぱなし、塾や学校の用意も出来ない、では、大変なことになります。
自分のことを自分で管理できる子は、成績管理もできる子が多いです。
そういう身近なことから改善できることもあります。
●○という話を、今日、小５Vの子にしました。○●
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