関西の統一入試から始まった一連の受験が終わって、もう1か月が経とうとしています。
ついに受験学年に突入したにもかかわらず、子どもの様子は変わらない。
こんなことを感じている今日この頃ではないでしょうか。
おかしい、何かが違う、小6受験生になれば、自動的にやる気になるのではないのか?
こんな風に思っているかもしれません。
□中に受かった●●君は、こんなことしていなかったはず。
☆☆中に受かった▽▽さんは、もっとやっていたのでは?
このように考えているかもしれませんね。
まず言えることは、成績が良かろうと悪かろうと、その状況にいるのは所詮小学生なのです。
やるかやらないかは本人次第ですが、その状況が自分のことであると感じるには、なかなか難しい年齢です。
おそらくですが、ゴールデンウィークあたりに覚醒する子が全体の1割、夏ごろで全体の3割弱、秋口に6割といった感じではないでしょうか。
これでもまだマシな方だとは思いますが・・・。
次に言えることとして、新学年になったのだけれども、意外と思ったよりも普通・・・。
という感想を抱いているかもしれません。
新学年になったから何か特別なことが起こる、もしくは始まると思っていたと思います。
確かにイベントや案内は増えたでしょうが、これは幻想であったと気づき始めるものです。
何かを起こしたり始めたりするのは、自分自身であることに気づいていません。
ここに気づける子というのは、上記の同時期において、その割合のさらに10分の1もいないでしょう。
もう一つ言えることに、毎日のルーティンの問題があります。
毎日毎日同じことをし続け、同じことを言われ続けるのです。
わかっちゃいるけどやめられねぇ~、という植木等さんのスーダラ節のような状況に追い込まれます。
しかもスーダラ節との違いは、「楽しくない」と感じてしまっていることです。
ス~イス~イス~ダララッタ、スラスラスイスイスイ~、という具合に問題は解けませんから。
他にもあるんですよ、きっと。
でも全部何となく感じてしまっていて、何となく日々過ごしていけば、何とかなると思ってしまっているんですね。
言葉にはできなくても。
何となく春期が始まり、何となくGWになり、何となく夏期が終わると、何となく受験間際になります。
感じていない、考えていない、想像していないから、あっという間に終わってしまうのです。
別に不安をあおっているわけではないのですよ。
それが「小学生」なんです。
ではここで聞きます。
会社勤めをしていたり、仕事の付き合いや、ママ友などの集まり、学校のPTAなど。
色々な場所に行ってみると、上で述べたような「こんな感じの小学生っぽい人いる!」と感じることがあるでしょう。
大人でもこんな人いますよね?
もしかして自分のことだったりして・・・。
ではさらに聞きますね。
そういう大人を皆さんはどう思いますか?
それが世の中で成功する人だと思いますか?
何か大きなことを成し遂げるだろう!と思える人ですか?
大人でこの状況はまずいですね。
でも小学生はこれからなんですよ。
今がこの状況。
それがある意味当たり前、普通の小学生なのです。
そこをどうやって変えていくかが、受験生の保護者の課題なのです。
小5、小6というと、人格が形成されていく時期です。
生まれてすぐに立ち歩き、自立するまでに時間がかからない牛や馬とは違います。
生理的早産である人間は、自分が形成されていく過程に時間がかかります。
その変化の大きな時期が、10~13,4歳といったところでしょう。
この時期に、中学受験はかぶってきますから、大きな悩みどころになります。
教材や授業をする人の質は大切かもしれません。
間違いないでしょう。
しかし、同じくらい大切なのは、実際に受験をする子の環境を整えることです。
この場合の環境というのは、その子を理解できる人、現状のレベルを把握できる人、という意味もあります。
物事や成績の良し悪しを他人や塾のせいにしていても始まりませんし、現状は悪化するのみです。
そうではなく、今ある自分をどう変えるか?につきます。
そういう意味でも、変わらなければならないのは、小学生である子どもより、保護者の方かもしれませんね。
だから行動をすることが重要なのです。
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