日本には各地に、誰もが知っている『全国区』の有名校が存在します。
有名な理由の一つに、東大や京大、阪大などの国立進学や、早慶上智のような超有名私立への進学数が多いことがあげられます。
また、オリンピックやプロスポーツの世界、音楽や芸能活動など、一芸に秀でた子を集め、英才教育をして送り出すようなことも理由の一つでしょう。
 
中学受験をするような場合、ほとんどの保護者、もしくは子供は、有名校への将来的な進学を一つの目的としているのではないでしょうか。
なので、学業の面で顕著な成績を出している学校、もしくは育てることが上手い学校、また昔からの地元の伝統校を志望することが多いでしょう。
そんな中で、各塾の説明会や実際の合格実績から、自分の子供、もしくは保護者の意思や希望に沿う塾を選ぶと思います。
憧れている学校に進学したい、させたいからですね。
そして、その判断材料にしてもらうために、塾としては合格実績や合格率などを出すわけです。
 
 
さて、そんな各進学校の中で、いわゆる「超」が付く進学校というと、どこを想像されますか?
おそらくほとんどの方は、「最難関」と言われる学校を想像すると思います。
では、「全国区」の「最難関校」と言われると、どこを想像されますか?
私の実体験から話をしてみましょう。
 
まず、灘が出てくることは間違いありません。
東大理Ⅲ、および理Ⅱの結果、理系進学実績の中身を見れば、揺るがない立ち位置です。
また関西だけでなく、関東圏や九州における進学塾でも、合格実績のトップに持ってきますから、それだけ知られているということでもありますし、アピール材料にもなるということです。
当然ですが、「全国区」の名前にふさわしく、関西だけでなく、全国の塾講師はもとより、中学受験をする保護者や子どもでさえも知っています。
 
さらに東大寺ですね。
進学実績が優秀なのはもちろんですが、やはり大きいのは高校生クイズの常連でもあり、色々な全国放送などで度々その秀才ぶりが放映され、自然とみんなが知っている存在なのです。
同じように放送というアピールポイントを使って、次第に全国区になりつつあるのが西大和です。
先述したように、関東の各進学塾、また九州圏でも前受け校の中で、偏差値が最高位になっており、学校の評価がうなぎ上りだったため、必然的に知られるようになりました。
以上の3校は、関東に行って、保護者や子どもたちに聞いても、大抵知っている学校です。
 
逆に、関西圏の人が知っている関東の学校はどこでしょう?
「御三家」という呼称を聞いたことがある人であれば、男子御三家は開成、麻布、武蔵を指すことを知っていますか?
女子御三家は、桜蔭、女子学院、雙葉を指すことを知っていますか?
あと、中学受験を実施している学校であれば、早稲田や慶應という名前は皆さんが知っていますね。
しかし、この名前がつく学校がいくつもあることを知っていますか?
例えば、慶應だけでも、慶應中等部、慶應普通部、慶應湘南藤沢などがあり、高校受験も入れると慶應女子や慶応志木なども入ります。
普通部は男子校ですが、中等部と湘南藤沢は共学とか、野球で有名になった慶應高校は横浜でも、中等部や慶應女子は三田にあると、関西人には何が何やらこんがらがってしまいますね。
 
私の推測ですが、おそらく開成や麻布、桜蔭は、関西の人でも聞いたことがあり、灘レベルだというのはわかると思います。
でも他の学校を知らなかったりするんですよね。
「御三家」って何?という人もいるかもしれません。
近年では、○○御三家とか新御三家とか言われる学校があったりしますが、「御三家」というのは進学実績において他の追随を許さない、さらに教育実績とその「歴史」のある学校を指すのです。
故に、急に偏差値が上がっただけで、勝手に塾が言い始めた「〇〇御三家」というのは、御三家ではありません。
何度も言っているように、それは中学受験の歴史ではなく、勝手に塾の都合で言い始めたものです。
 
中学受験の話は、ドラマや漫画などでいくつも取り上げられていますが、関東では有名な豊島岡女子と言われても、関西の方は知らない場合が多いと思います。
大抵の人は「としまおかじょし」とか読んでしまいそうですね。
関東の人が「十三」や「河原町」を、「じゅうさん」や「かわはらまち」と読んでしまうのと一緒かもしれません。
逆に関西の人は開成に行くための最寄り駅であろう「西日暮里」を、「にしひぐれさと」と読んでしまうかもしれません。
地名や学校名はその地域に根付いており、歴史があるから地元の人しか解らないものが多いです。
 
各地域、関西、関東、東海、九州などなど、こういう地方ごとにくくってみると、本当に素晴らしい有名校、進学校、伝統校は、いくつも存在します。
しかし、その地方の枠をはずれると、意外と知られていない学校が大半なのです。
本当の意味で全国区の進学校と言われても、どの地域の方でも誰もが知っている学校は、南のラサールからはじまり、愛光、灘、東大寺、西大和、開成、麻布、桜蔭と、、、多分こんなところじゃないでしょうか?
早稲田、慶応は大学の影響もあるので知られていますが、上記で書いたように早稲田の各校、慶應の各校までは関西の人にはほとんどその差が解らないと思います。
男子校か女子校か、はたまた共学なのかも知らないでしょうし、中学受験の無い学校も含まれているからです。
 
関東1都6県の方であれば、関西圏の学校は上記以外知らなかったり、逆に関西2府4県の方であれば、上記以外知らなかったりしますよね。
例えば、関西圏の人なら、御三家に数えらる超有名校の女子学院が、どこにあるかさえ知らないと思います。
神戸女学院?とか言ったりしますし、どう違うの?というレベルの場合も多いです。
サンデーショックとか聞いたことが無いと思います。
 
そうなんです。
本当に知らないだけで、実は各地方には素晴らしい学校は山のようにあるのです。
これをまず知るために、説明会やオープンスクールには、積極的に行ってほしいのです。
最低でも受験学年になる前に行くべきでしょう。
関西に住んでいて、同じ関西の学校をよく知らなかったりするでしょう?
それはおそらく、第一志望の学校のことしか、保護者さえも知らなかったりするからです。
どうやって通い、どのくらい時間がかかるか?とか、様々なものを知らないといけません。
「ヤフー路線で検索すればエエやん」とか言っていてはダメです。
自分の目で見て、肌で感じることが大切なのです。
 
全国区の進学校は、ほっておいても皆さん知るわけですね。
でもそれだけではダメです。
自分の足で見に行って、塾や他人からの話でなく自分の耳で学校の説明を聞き、自分の子供にあった学校を選ぶための時間を確保しないといけません。
これから保護者がやっていくべきで、これは本当に大切なことなのです。
 
 

●○今日は極寒!!○●

 

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