各塾の合格実績を見比べてみると、どうも数字酔いしてしまいそうになりますね。

10数年前なら、こんなに大きな数字を見ることもありませんでしたが、今では関西圏も前後期、A、B日程、午前午後などの様々な入試形態が増えたため、このような大きな数字が羅列されています。

では、関西圏の最難関校と言われる学校のうち、女子の志望校(共学含む)に絞ってみるとどうなるでしょうか。

すると意外とハッキリその勢いや、地域的な密接具合いが見えるようになります。

それでは以下に、大手進学塾などの実績を並べてみましょう。

 

【浜学園】

洛南 40名

西大和 35名

高槻 86名

神戸女学院 42名

四天王寺 108名

 

【希学園】

洛南 22名

西大和 24名

高槻 記載なし

神戸女学院 42名

四天王寺 49名

 

【日能研】

洛南 記載なし

西大和 記載なし

高槻 記載なし

神戸女学院 34名

四天王寺 60名

 

【馬渕教室】

洛南 13名

西大和 19名

高槻 記載なし

神戸女学院 19名

四天王寺 102名

 

【能開センター】

洛南 5名

西大和 12名

高槻 記載なし

神戸女学院 2名

四天王寺 80名

 

【SAPIX】

洛南 記載なし

西大和 記載なし

高槻 記載なし

神戸女学院 9名

四天王寺 7名

 

こうやってみるとスッキリしますね。

記載なしというのは、あくまでHP上に記載が無いというだけで、説明会や塾内掲示では示されるかと思います。

ですから、これから受験期を迎える人は、しっかりと自分の足で情報を仕入れに行ってください。

 

個人的には、以下のようなことを考えました。

1.女子最難関校は、現時点では浜学園は全て1位。

2.希学園は、今後の取り組み次第で、1の切り崩しが可能な位置。

3.和歌山や大阪南部では、馬渕や能開が強い。

4.関東などからの援軍がほぼ無いのが女子(共学含む)の志望校。

etc.

 

能開センターは和歌山方面発祥ですから、昔から大阪南部、奈良などに強い印象があります。

女子最難関に近い存在である大阪桐蔭や清風南海も、毎年凄い結果を出しています。

例にもれず今年も実績を出していますが、反面、兵庫方面をどう攻めるかが課題ではないでしょうか。

一時期、西大和女子で凄い数を出していたこともありますので、先に京都と奈良を攻めても良いかもしれません。

SAPIXは校舎が少ないので、まだまだこれからだと思いますが、一気に7~8つも校舎が増えるとも考えられません。

じっくりと地道にやっていく感じではないでしょうか。

四つの大手塾に関しては、これから仁義なき戦いが始まる予感がするのは私だけでしょうか?

合格者数を出すのが少ない学校は、より苛烈に、より競争を求められると思います。

ただ、私がどこかの塾長だったら、真っ先に西大和を切り崩しにかかりますけどね。

一番影響力を持っている学校ですし、ここが増えれば洛南も増えます。

高槻女子は、しばらく浜学園の天下でしょう。

 

さて皆さんは、どう考えますか?

 

 

●○20年後のトップ校は、高槻女子かもしれない。それぐらいの人気。○●




◆◇ アメンバー申請方法  ※まずは御一読下さい。◇◆

必ずメッセージ等で自己紹介をしてください。
以下の内容が1つでも無い方は承認できません。

① お住いの地域 (府県、市まででOK)
② 通っている塾 (塾名、クラス・レベル帯)
③ 現在の学年 (飛び級等も含めて)
④ 志望校 (第一志望から受験の可能性のあるもの全て)
etc.etc.
アメンバー募集中