受験勉強をしていくと、よく聞く言葉があります。
「長丁場だから体力が心配で・・・」
「今からやらせると、最後まで持たないから・・・」
言い得て妙ですね。
体力も大切ですし、最後まで持つか持たないかも大切です。
ただ、勝負直前(=入試直前)になって急に頑張っても、もはやどうしようもありません。
普通のこと(=みんなが与えられていること)を普通にやっても、普通の結果におさまれば良い方で、それ以下になることが多いです。
では、何が大切なのか考えてみましょう。
ところで、昨日のWBCの試合は見ていましたか?
結果は圧勝でしたが、格下の中国相手に、前半はイライラするようなじれったい試合展開でした。
では舐めていたのか?
と言えば、それは無いでしょう。
日本の名門高校出身選手(昨日、ホームランを打った)や、元NPBプロ野球選手、また米国マイナー有望株もいるので。
大谷選手の160キロの直球でも当ててきていました。
では、なぜこんな試合展開になるのか?と言えば、まさに『本番』『一発勝負』『初戦』という世界だからという要因があるでしょう。
上手く自分の力が出せていない、気負っている、メンタリティの対応が出来かねているという感じです。
普段から、極限まで鍛え上げているアスリートたちでさえ、そうなってしまうのが『本番』なんですよね。
これは野球だけではなく、サッカー、ラグビー、陸上、卓球など、みんなそうです。
そして、中学受験も同様なのです。
自分の本当の力!と言えば、公開テストや模試で出た結果です。
受験と一緒で、結果が全ての世界です。
これはスポーツなどと一緒です。
その結果を出すために、日々色々なことを考えて、努力をしていると思います。
ルーティンをそのままやるだけでは、その努力はなかなか結果に結びつかないと思います。
ブログで書いている人が何人もいましたが、「あれだけ努力したのに」「こんなに努力したのに」「努力は嘘をつかないんじゃ」など。
そうですね、それもその通りだと思います。
しかし、最難関校に上位合格するような子は、その努力に「どうすれば」「何をすれば」などと、考えるという行為が付帯しているのです。
ただやらされている、というだけの努力であれば結果は出ません。
そしてこの考える努力を、最後まで続けられるかが重要なのです。
努力、根性と昔はよく言われましたが、そこに時間、工夫、意志などが必須です。
本当に大切なのは、こういったことのバランスです。
昨日の大谷選手は、ほとんどメジャーでの決め球のスプリット系を投げていません。
全49球中、1球だけです。
スプリット系の投球は、肘に大きな負担がかかりますので、メジャーでも投げるピッチャーは少ないです。
実際に大谷選手も、肘にメスを入れていますし、スプリット系が得意な投手の多くは、トミージョン手術を受け、まる1年以上リハビリをするというパターンが多いです。
ストレートとスライダー系だけで抑えられると感じ、『取捨選択』をしたのかもしれませんね。
本当のところはどうかは解りませんが、私はそう感じました。
ゆえに、2種類の球だけですから、いくら球速が速くても当てられていたという感じなのでしょう。
さて、取捨選択が出来ず、ただ努力を続けたらどうなるでしょう。
単発単発の結果は出るかもしれませんが、それが3か月、6ヵ月と出るかどうかは疑わしいですね。
それが自分に必要かどうかも考えず、ただこなすだけ。
これこそバランスが取れていないと言えるでしょう。
また、こういったことから大けがをする可能性があるのは、スポーツも中学受験も一緒です。
どこがゴールなんですか?
そのために何をすれば良いのか?
何が必要で、弱い部分と強い部分をどうすべきなのか?などと考えていますか?
こういったことを真摯に受け止め、考えるためにはそれを受け入れる強いメンタルも必要です。
だからこそ普段から、つまり練習段階から出し惜しみなどしてはいけないのです。
体調を気にするのは当然です。
残り日数を気にするのも当然です。
しかし、おとずれてもいない将来を心配し、結果も出ていないのに自分の練習をセーブするなど有り得ません。
やれるだけやってみて、結果、失敗をしたらそれを次にいかすために考えて、また行動する。
PDCAサイクルと言いますが、このサイクルとバランスが大切です。
でないと、あっという間に受験が終わってしまいますよ。
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