私はよく“心の置きどころ”として、
そのとき心に浮かんだ景色、旅したい場所を
真っ白な紙に描きます。夢中になって ・ ・ ・
描いている最中を楽しんでいます。
描いている時間が旅そのものです。
いつでも気軽に、どこへでも自由に、
すぐに出掛けられる旅です。
それは窮屈で複雑でややこしい社会からの
“積極的逃避”のひととき。
誰かに特別に差し上げる場合をのぞき、大半は、
描き終われば紙は棄てています。
私は
画そのものよりも描いている最中を楽しみます。
旅がしたくなれば、また筆を執って。
すると今度は“ちがうところ”へ行けますよ。
必然的にも。偶発的にも ・ ・ ・
新たなテーマ、
「仙境」
~心遠地自偏~
(心遠ければ地自ずから偏なり)
の記事では、
“仙境”を主題にした私の心の景色を一枚の葉書に
描いていきます。
どれだけ小さな二次元の世界に思えても、
その奥は
“広大無辺なる悠久の世界”。
拙画で僭越ながら、
窮屈な社会からの解放、
心を旅するための“きっかけ”にしてくだされば
幸いです。
できれば、“作品”(絵画)としてでなく、
“私が旅した心の景色”としてみていただきたい。
(画像のダウンロードや使用はご自由にどうぞ)
次回からは、
画像(旅を終えたあとの振り返った景色)のみの
投稿となります。
“逃げる”と“さまよう”はちがいます。
“さまよう”は来た道のりさえもわからない状況。
自分がいまどこにいるのか明らかでない状態を
言います。
“逃げる”のです。積極的に。
逃げたくなったら、
どこまでも逃げればいいのです。
(心だけでも。逃げられるのであれば…)
逃げて、逃げて ・ ・ ・
“がんばれ”だけが答えじゃありませんから。
戻ろうと思えばいつでもすぐに戻れますよ。
それが“心の旅”。
何ひとつ憂いなく、
“不自由”というものを感じたことのない人には、
“積極的逃避”の時間なんて必要ないでしょう。
ですが、そうでないのであれば、
“社会に疲れたときの手立てのひとつ”として、
たとえば
そっと画の中に入ってみるのも ・ ・ ・
“心の旅”
出発です 。 。 。(´ー`)/
平安如意
壬寅 芒種前二日
KANAME