こんにちは♪
 
 
2月に突入しました (´▽`)ノ
 
 
明日2月2日は節分
そしてその翌日は立春
暦の上では“春の始まり”とされています。
 
体感的にはまだまだ冬ですが・∴・∵・
 

 
すでに言われているように
今年の節分はとても珍しく…
 
暦上のズレにより立春が1日早まるため、
2月3日から2月2日へとお引っ越し。
 
124年ぶりだそうです。
 
来年はまた2月3日に戻りますよ。
 
 
 
節分は、その名の通り季節の分かれ目のことで
その節目となる日。
(あくまで暦上の目安となる日)
 
また暦の上における各季節の始まり、
立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを
指します。
よって節分は年に4回やってきます。
 
 
その中でも
新年の春を迎え入れる大事な日ということから、
“立春の前日にあたる節分”が一般的には最も浸透
しています。
 
“豆まき”をしたり・・・
 
“恵方巻き”を食べたり・・・
 
 
 
 
二十四節気の
第一番目にあたるのが「立春」です。
 
太陽暦に改正される明治6年までの長い間、
旧暦(太陰太陽暦)が使用されていた時代は
立春を“年初”としていました。
 
余談ですが…
占術の世界では(とくに東洋の占いの多くは)
“立春年初”とされています。
 
 

よく混同されやすいのですが、
 
「立春」「春節」は別ものです。
 
 
簡単にいうと…
 
「立春」太陽の働きを基にした太陽暦による
もの。
 
「春節」月と太陽の働きを基にした太陰太陽暦
(中国暦=旧暦)によるもの。
 
 
今年の春節(日本では「旧正月」
=太陰太陽暦による「元旦」にあたる日)
2月12日です。
 
もうすぐですね・・・
 
 

ご周知のように中国では、
春節は大変おめでたい日とされていて、
人々にとって“特別な日”
 
当日はもちろん、
その前後はお祭り騒ぎで大変賑わいます。
 
今年はコロナ禍ということもあり、
あのお馴染みの帰省ラッシュの“名風景”も少しは
閑散とするのでしょうか。
(今のところは静かなようですが…)
 
 
 
ということで、
 
今日は『竹報平安』と題し、「春節」について
はじめにお話させていただきました。
 
 
 
 
 
「竹報平安」  “竹は平安を報じる”
 

100年に一度花を咲かすといわれる竹。
(実際は数十年~百年前後と種により様々)
 
その竹の実を食みにやってくる鳳凰。 
伝説では鳳凰が姿を現す時、 
国家安泰・天下泰平の世が訪れると・・・
 
 
 
このように、
竹は“平安の象徴として日本文化にも深く溶け
込んでいます。
 
“竹は平安を運んできてくれる”そうですよ。
 
 
 
平安祈願魔除けの意味が込められた「爆竹」の
由来については既述しましたが、 
この「爆竹」と「竹報平安」という語の結び付き
について最後に少しだけ…
 
 
日本では昔から「五円」と「ご縁」のように、
縁起を担ぐ語呂合わせなどの“言葉遊び”が親しま
れています。
 
同じく、
中国ではとくに言葉の音(拼音=ピンイン)に趣を置く
風習があり、そのため、
「竹(zhu2)」と「祝(zhu4)」は音が似ていること
から、「竹」を「祝」と題することも。
 
隠喩ともいえますね。
 
 
そして、“竹が爆ぜる”の「爆(bao4)は、
“報じる”の「報(bao4)と同音になるため、
「竹が爆ぜる」=「竹が報じる」という意に。

竹報平安。
“竹は平安を報じる”といわれる所以です。
 
 
 
 
時々、
中国との外交関係の場面で“平和・友好の使者”
としてパンダが登場します(利用されます)が、
 
これも
パンダの容姿が“太極図”(陰陽の調和)を連想させ、 
さらには、竹のある所を好んで笹(竹)を口にする
パンダが、“平安”をたっぷりと摂り込んでいるため
とも言えるでしょう・・・
 
 
 
小さい頃…
祖父母と河川敷に行き爆竹や花火をして夏の夜を
遊んだ記憶があります。
(ワクワク ドキドキしながら・・・)
 
小さな吹上げ花火にパンダが描かれていて…
ずっと謎でしたが ( -_・)?
 
 
爆竹や打ち上げ花火の“パンッ!”“ドーン!”
というあの“音”にも、
れっきとした意味があったのですね…花火
 
 
そう思うと・・・
 
節分の日に壁や床に打ち付けられる豆の音にも
何か感じるものがありますね…
 
 

 
言霊の世界では、
 
“マメ”には“魔を滅す”という先人たちの祈りや
願いが込められているともいわれます…
(諸説ありますが)
 

“魔物”が厄災をもたらさぬように春の始まりを
告げる“立春”の前日に“鬼”を追い払う。
暮らしの安寧を願って…
古来節分の行事は行われてきました。
 
 
 
無病息災・平穏無事でいられること。
 
“これ以上の願い”は他にないと、
私は思います。
 
 
 
 
明日は“鬼”について語ろうと思います。
 
 
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました♪
 
 
平安如意
 
 
 
 
辛丑 立春前二日
KANAME