「如果、愛」
東京よりお友達が香港に遊びに来てくれました。
忙しいのにいつも来るときは必ず連絡をくれるお友達のうちの1人。
そんな彼女と食事の前に映画に行くことに。
「如果 愛」
「パハップス 愛」ちゅう仮タイトルで日本でも来年上映予定のこの映画。
主演は日本でも有名な金城武
私達のお目当てはもちろん香港の、いや中華圏を代表する歌神さま張学友
ミュージカル仕立てのこの映画、細かく書くとネタばれしちゃいますので割愛。
でも一言。
やっぱりこういうほろりとしたせりふ言外から主人公の感情を読み取る・・・
そんな映画は香港では見るなっ!ちゅうことです。
クライマックス「えええーーーー、そんな終わりかたをするのかーーーっ!」
と頬伝う涙をぬぐうおかんの横で例の如く香港人は笑いよる・・・
でもって最後のエンディングもババババーーーーッと係員やら掃除の人が入ってきて
照明が明るくなる。
余韻もくそもありゃしない。嗚呼!
映画はよかったです。
特に女主人公の周迅。彼女のどこか天使と悪魔が混じったような風貌のせいか
おそらくツァンツイィーとかセシリアチャンなんか演っちゃうと「嫌な女」に終わりそうなとこが
非常に共感 「わかるかも・・」 と思わせるしたたかで切ない、魅惑のヒロインを演じてました。
歌神さまはもう言うまでもなく鳥肌でした。
カメラのせいか顔が異様に丸顔に見えたのがちょっとかなしかったけど。
彼の歌声には魂がある。
おかんの魂もどっきゅーん(死語)です。
金城もやっぱりせりふが少なめの映画って魅力が出ますね。
けど・・・・これも日本で見たかったな・・・
IFCモールのクリスマスツリー
クリスマスムードも最高潮を迎えつつある香港。
街行く人も浮かれ、街も浮かれ。
WTO会議で会場付近の地下鉄が封鎖、デモ隊と警察のけっこう大きな衝突も
あったにもかかわらず、対岸のチムサーチョイでは平和にみんな鍋。
テレビでデモ衝突のシーンが映し出されると鍋屋にいた香港人みんな(若い層)が
笑い出した・・・
「ぎゃはははーーー」
ものすごく楽しそうに笑ってる・・
さながら香港映画を見てるのり
さすがに今日くらいの衝突になってくると、人が殴られたり、催涙ガスが出たり、これ以上エスカレートすると人民解放軍にまで援軍を頼むとまで言ってる報道にちょっとおかんは笑える気分じゃなかったなー。
平和な証拠なのね。でも平和ってほんとはものすごくもろい砂の上にあるようなもの?
明日人民解放軍に包囲されるのは自分達かもしれないやん?とか想像してしまってちょっと複雑な土曜の夜でした(*香港での報道はデモ衝突が前面に強調されてるものが目立つためこういう印象があるのかも)
もっと簡単にみんなが暮らせるユートピア。そんなことを言ったらアホ扱いなんやろう・・・
人間の欲望は限りなく・・・・・
はぁー。
でも多いに食らい、多いに語り。楽しい時間は瞬く間・・・・
友よ、また会いましょう~。
「一緒にねっ」
お友達にごあいさつ
「ほら、黄黄ご挨拶は」
お、まじめな顔!
と思ったら・・・
でれーん
仔仔の抜け毛か?毛まみれの黒猪
人面犬 むい
さ、帰るよ
てけてけてけてけ・・・・
母はこのままずらかる予定だったのに・・・・
むい「おかんは!おかんは一緒じゃないのんっ!」
仁王立ち
むい「おかんと一緒に帰るねん!」
ああ、むいよ・・・おかんはお友達と映画が・・・・
むい「おかんと一緒に帰るねーーんっ!」
散歩の途中というか外で会って母がずらかるというのがとても嫌いな むい・・・
ぎゃんぎゃん吼えるので結局お友達と一緒に坂を上って家に。
お犬さまを送り届けてからの出発となりました。
ま、そんなわがままもかわいいもんや。
いつも一緒ね。
今日の六福動物指数
犬 10匹
猫 5匹