関西

今日、電車ん中で知らねぇヤツとずっとにらみ合ってた




ティナと電車でYUIのこと話してたんだけど超視線感じたんだよ




視線感じた方向見たらアタシ超にらまれてたww




マジでガン見されてたから「何だコイツ」ってアタシ普通に口に出して言ったからね




ティナも一瞬キョロキョロしてから、そいつの存在に気づいたみたいでさ




「先輩アイツですよね」って小声で話しかけてきたから「アイツだよ」って、わざとそいつに聞こえるように言ってやった




それで一瞬そいつの表情変わったから確実にアタシの声が届いたのはわかったよ




それでもアタシのこと超ガン見だよ




それ見てティナが「アイツが駅降りたら行きますか？」って言ってきたから「今、行く。ティナ待ってな」って言ってババア押し退けて、そいつの正面に立ってにらみ付けてやった




アタシは、それで怯むかと思ってたんだけどさ




そいつ真っ向から向かってきやがったんだよ




んで、そっからずっとにらみ合いだよ




アタシも表情変えて攻めたりしたけど、そいつマジで視線一切逸らさなかった




途中から、おでこ突き合わしてにらみ合ってたんだけどさ




周りにいたヤツが何人かクスクス笑ってたけど関係なかったよね




アタシは絶対に負けたくなかった




おでこ突き合わしてグイグイ押しあってたら、そいつが「マジなんね？」って言ったんだよ




意味わかんなかったから「あ？」って聞き返したら「東京もんがマジナメ腐っとんね？」って言われた




アタシは、それで初めてそいつが関西のヤツだってわかったんだよね




でも、それがわかったら一層退くわけにはいかなかった




そこからはもう個人vs個人だったのが東京vs関西になるんだよね




だからアタシは意地でも退けなかったよね




そしたら、そいついきなりデカい声で何か喚いたんだよね




アタシそれでびっくりしてさ




「降りたら遊んでやっからデカい声出すんじゃねぇよ」って忠告したらいきなり首閉めるみたいに片手で首掴まれたんだよ




それで周りが騒いだからアタシ頭突き入れたんだけどさ




悲鳴が聞こえたから、その場から離れたよね




てか離れたけど、これは負けにはならないよ




制服だったし、あの状況じゃマジでああするしかなかった




勝ち負けで判断するならアタシに付いて来なかったアイツの負けだよ




てか久しぶりに気合いの入ったガン付けしてくるヤツに出くわしたよ




最近はアタシが近づいたら、それまでと一転して空気抜けたような表情しやがるヘタレ共しかいなかった




アイツみたいに気合いの入ったのも、ちゃんといるんだってわかっただけでもアタシは嬉しかったよ




まぁ大声あげてきた時点で脳ミソ足りてねぇんだけどさ




でもアタシはああいうヤツは嫌いじゃないね




バカだとしても、アイツは立ち向かう気持ちを持ち合わせてた




腐った日本を変えるにはああいう女が必要だよ




とりあえず関西潰す口実ができたって意味でも今日は有意義な１日だった




んじゃ寝る