下の画像の、国宝「源氏物語絵巻」の竹河1に見られる「白と綺麗な紺色2色を幾重にも重ねるパターンの重ね(右側の女性)は、

古い絵巻にはかなり見られます。以前からかなり気になっていました!

この「平安時代にかなり好まれた」と思われる白と紺の繰り返しの重ね、今のところ似たものでは「葉菊の重ね」などと呼ばれて

秋の重ねと言われているものがありますが、古い絵巻では全然別の季節でも着まくっています(ひとえの色が様々ですが)。

現代の「平安装束」といわれるものではほとんど目にすることがありません。やはりグラデーションのが人気なのでしょうか。

 

平安時代の大人気の重ね、この白紺の繰り返しの重ねを、古い遺品の形状で縫っています!  お楽しみに!

製作中の袿の袖部分の画像を載せておきます♪

 

(この記事は過去のフェイスブックの記事を編集して転載しています)