私は、社内最凶と呼ばれたお局とコンビを組んで10年間仕事を続けてきた。
彼女と机を並べた10年間は常に新鮮で、同時に毎日が綱渡り。
一度彼女の怒りに火を付けたら、火あぶりの刑どころか、存在自体を消されるの刑に処されるんですから。
彼女のせいで退職に追い込まれた女子社員は、数知れず。何も支援してあげられなかった自分に悔いる毎日です。
特別思い入れがある企業でなく志望動機もない
こんにちわ、現在営業事務で働いている30代女です。
前回に引き続き私が担当させてもらいますね。
お局に虐げられ勢いで始めた転職活動は、まったく関わりのない世界に飛び込むことになり苦労しましたね。
私自身、どんなことろが強みで反対に弱みなのか把握していましたが、それが企業にアピールできるポイントなのか甚だ疑問なところ。
自分であれこれ考えても結局、答えが出ないんですよね?
この際だからと、様々な職種に応募しては面接を受けまくる毎日を送っていましたが、やっぱり「どうして当社がいいのか?」聞かれると、答えられないんですよね。
そりゃそうですよ、昨日今日でたまたま見つけた求人に応募しただけですもん。
「別に、どこの企業でも良かったんですよね」なんて本音はいえないから、ウソついてでも作文ですよ。
そんな曖昧な気持ちを持って面接に挑むんですから、いい結果が出るはずもなく失敗ばかりしていましたね。
一番いいのは、やりたい仕事が決まっていて、憧れの職場がある人ですが、そんな人そもそもいるんですか?って感じです。
採用する側の人もそういう背景ちゃんと分かっているハズなのに、なかなかうまくいかないものですよね。
不動産の営業事務は甘えが許されない職場でも温かい
もう転職は無理なのかな、って諦めかけてた頃、地元情報誌アイデムに不動産の営業アシスタント募集の広告が載っていたんですよね。
営業アシスタントなんて今まで経験ない私なのに、何故だか惹かれるものがあったのは、新しい住まい探しで訪れたことがあったから。
何ていうか温かかったんですよね。
「もうすぐ子供が生まれるんですか?」「じゃあ、駅まで近い物件で条件が合う物件があります」って何気ない会話の中に、私はどこか温かさを感じていたんですよね。
そんな心からの気持ちをしたため、書類を送ったところ、なんと面接してくださるって話じゃないですか?
私のおなかに子供がいるって知っててですよ?信じられますか?
所長さん、覚えてます。
あの節はお世話になりましたって話から、お局に虐げられて傷ついた話。別にしたい仕事があったわけじゃなく、ただ適当に転職活動をつづけた話など。
普通、こんなぶっちゃけトークしたら100%落とされますよ?でも、所長さんは「うちは真心を売る仕事だから厳しいぞ?」って言ってくれたんですよね。
うーん、私いまいち何を言ってるのか分からなかったんですが、それが「採用」ってことだったんですよね。
あれから1年。私は今子供を保育園に預け、不動産の営業アシスタントとして充実した日々を送っています。
所長さんに恩義があるから、未経験で入ったにも関わらず色々教えてくれた先輩方、新人の身にも関わらず産休休暇をいただけ迷惑をおかけしてしまったから。
私は貴方たちのために全力で恩返しをするんです!!と今日も頑張ります!!
プライベートに口出しするお局にさようなら前半
今回の体験談はいかがでしたでしょうか?
こんなにも良い所長さんと出会えたのは、運命なのでしょうか?この手の出会いは、なかなかありませんよ。
素直で頑張り屋さんの彼女なら、末永く頑張っていけるはずです。