【砂糖と月経】 | 女性リハのブログ

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こんにちは
女性のリハビリテーション研究会の渡辺久恵です

みなさん、アメリカのハーバード大学の研究で、
砂糖入り飲料を多く飲んだ女子は初潮まる、と
発表されているのはご存知ですか??

これと関連して、初潮年齢が早まることは
後に乳癌ハイリスクになることも報告されています

【Sugary drinks linked to earlier onset of menstrual periods】
http://www.sciencedaily.com/releases/2015/…/150127212212.htm

研究は、1996~2001年に9~14歳の女子5,583名を追跡調査。
1日に1.5サービング以上の砂糖入り飲料を摂取した女子は、
週に2サービング以下摂取の女子と比較し、
初潮年齢が平均2.7ヶ月早いことがわかっています。
(※1サービング=パン1スライス分、りんご中1個分、牛乳1カップ分、ビール355ml分)

これはBMIや身長、食事摂取量、身体活動とは独立した要因です。

ダイエットソーダとフルーツジュースには初潮年齢との関連はなく、
9~18.5歳の間で1.5サービング/日以上の
砂糖入り飲料を毎日飲んでいた女子は、
2サービング/週以下の女子に比べて、
その翌月に初潮可能性約24%高まることもわかっています。

研究者によると、砂糖入り飲料は天然のフルーツジュースと比較して
グリセミックインデックス(GI値)が高く、
急激にインスリン濃度を高めます。

そして性ホルモンの濃度を高め、初潮が早まると考えられています。

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今回の文献は『初潮』に関しての内容ですが、
『砂糖と月経の関係』は続きます。
文献にもあるようにインスリン女性ホルモンには関連性があります。
・エストロゲン ⇒ インスリン感受性上昇 ⇒ 血糖低下
・プロゲステロン ⇒ インスリン抵抗性上昇 ⇒ 血糖上昇

エストロゲンによってインスリンが効きやすくなり、
エストロゲンによって血糖は下がりやすくなります。
一方で排卵した後に出る黄体ホルモンのプロゲステロンは、
インスリンを効きづらくさせ、
プロゲステロンによって血糖は上がりやすくなります

インスリン抵抗性が強いと、排卵が生じにくく、
排卵障害を起こしやすく、またインスリンがひどく低下している場合は
卵巣機能低下により無月経となります。

このように、思春期でも大人になっても、
砂糖と月経の関連性はあります。
栄養も私たちの体に大きく影響していることがわかりますね。


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