*骨盤底筋群が機能的に働く肢位* | 女性リハのブログ

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こんにちは
女性のリハビリテーション研究会の野口由里絵です

本日もブログにお越しいただき、ありがとうございます


今日は、

骨盤底筋群が機能的に働く肢位

について、お伝えします


骨盤底筋群は、
膀胱生殖器直腸肛門など
様々な臓器を支持しており、

排尿や排便の禁制
腹圧コントロール
腰椎骨盤帯や仙腸関節の安定性

に関与しています


咳やくしゃみをする時など、
急激に腹腔内圧が上昇する際には
先行して骨盤底筋群が収縮し、
膀胱頸部を閉鎖させることで
尿漏れを防いでいます


このため、骨盤底筋群の機能低下により
骨盤底臓器は下垂してしまうと
急な腹圧がかかる事で
腹圧性尿失禁が起こってしまうのです


骨盤底臓器への負担は姿勢により変化します

座位においては腰椎が後弯し、
骨盤後傾位での座位よりも
uprightで骨盤前傾位である方が
骨盤底筋群の筋活動が増加するといわれています


また、臥位においては、
膝立て臥位が最も強いといわれています




骨盤底筋群は呼吸とも連動しており、
横隔膜が機能する肢位とも考えると
胸郭の動きも評価する必要があります

また、腹横筋や内閉鎖筋とも連鎖があるため
その点も考慮した肢位で訓練する必要があります

骨盤底筋群は骨盤内部で
左右対称に走行していますので、
座位においては重心位置も重要ですね


両側の坐骨で支持できる状態を作る事が
機能向上には必要です


本日もお読みいただき、ありがとうございました