不都合な発言は削除、且つ謝罪せよ!


9月20日千代田区議会本会議傍聴録

 

立憲民主党岩田かずひと議員の一般質問が終わるや否や、自民党小林たかや議員から「休憩動議」が出され、明日に持ち越しとなってしまった。

 

岩田議員は忖度しない発言で傍聴者には好評を得ている。ある傍聴者は「今回も胸のすくような質問に痺れていたのに、何が?」と……。

 

何があったのか、その舞台裏は~~~

 

動議の理由は、質問内容に、まちづくり部長の実名が出ているのはマズイので削除し、謝罪しろということらしい。

 

区の情報公開条例によると、個人のプライバシーに関することは公開できないとあるが、公務員の氏名は非開示事項の例外と明記されている。

だが、部長の実名が議事録で残るのは甚だ不都合と削除と謝罪を要求されているようだ。これは懲戒権の濫用にあたるのでは。

 

 

誰にとって不都合な発言なの?

 

しかも、この一件は区民の知る権利を阻害しているのではないだろうか?条例に違反しているわけでもない。一体誰が削除と謝罪を求めているのだろうか?

 

そもそもこの質問は区長に対して出されている。発言通告その後、事前に執行機関に提出されている。だが、この質問原稿が、自民会派に漏れていた疑いがある、事実なら大問題だ。


この件は、本来ならばその場で区長が申し入れるべき事柄であろう、なぜ議会からクレームがついているのかわからない。議場は議員の質問権と議長の議事整理権で進行している。これは言論の自由を守るべき千代田区議会本会議場で現在進行形の出来事なのだ。

 

岩田議員は前々回は、不穏当の基準がないにもかかわらず、発言が不穏当として議事録の削除を求められていた。もちろん岩田本人は固辞している。

前回の本会議でも、担当部長が、涙ながらに質問に答えられないと言って終わっている。

 

岩田議員の質問は、区民にとって、区長に是非答えてもらいたい内容が相当に含まれている。しかしながら、区側にも議会にとっても議事録に残したくない内容があるようだ。

傍聴席から見ていると、子どものイジメのような議会運営だと思うのは三女だけだろうか?